調御地経とは? わかりやすく解説

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調御地経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 00:58 UTC 版)

調御地経[1](ちょうごじきょう、: Dantabhūmi-sutta, ダンタブーミ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第125経。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第198経「調御地経」がある。

釈迦が、沙弥アチラヴァタに、仏道を修行者を飼い慣らす(調御)する段階に喩えて説いていく。

構成

登場人物

場面設定

ある時、釈迦は、ラージャガハ王舎城)のカランダカニヴァーパ(竹林精舎)に滞在していた。

そこに沙弥アチラヴァタが訪れ、ジャヤセーナ王子に離欲・正念を説いたが理解されなかったことを告げる。釈迦は欲に溺れる者が欲を越えられないのは当然だとして、動物を調教(調御)するがごとく、修行者を涅槃へと至らしめる段階として、戒律六処保護、五蓋除去、四念処四禅三明などについて説いていく。

沙弥アチラヴァタは、歓喜する。

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典

  1. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山

関連項目

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