有明小経とは? わかりやすく解説

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有明小経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 23:16 UTC 版)

有明小経[1](うみょうしょうきょう、: Cūḷavedalla-sutta, チューラヴェーダッラ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第44経。『小有明経』(しょううみょうきょう)[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第210経「法楽比丘尼経」がある。

比丘尼ダンマディンナーが、その元夫であったヴィサーカからの、ブッダの教えをめぐる数々の質問に答える。夫婦は共にブッダに帰依し、妻のダンマディンナーは出家して成道し、ブッダから阿羅漢として認められる。夫のヴィサーカは在家にどどまったが、教えの理解を深め、不還(anāgāmin)に達したとされる。

構成

各種のトピックをめぐる質疑応答。ヴィサーカからの質問にダンマディンナーが答える。

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典2』(第10巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)根本五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典2』(第5巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典

  1. ^ 『南伝大蔵経』
  2. ^ 『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山

関連項目

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