鑑みるとは?

鑑みる

読み方:かんがみる

物事を、他の事例などに照らし合わせ考量すること、参考にすること、といった意味で用いられる表現お手本先例先行する事例)などと比較対照すること。

「鑑みる」は「かんがみる」と読むが、もともとは「鑑ると書いて「かがみる」と読み、これが転訛したとされる。

既存の例を引き合い出し考える、という意味合いの語としては、「鑑みる」の他に「顧みる」および「省みる」という言い方もある。

顧みる」は後方過去など)を振り返って思い致すさまを指す。「省みる」も振り返ってよく考えるという意味が主ではあるが特に反省するという意味合いを含む。「鑑みる」は振り返って思い致す対象見習うべき手本のようなものとして扱う意味合い色濃い

かが・みる【鑑みる】

[動マ上一]《「鏡(かがみ)」の動詞化》「かんがみる」に同じ。

「たとひ四部の書を—・みて、百療長ずといふとも」〈平家・三〉


かんが・みる【鑑みる/×鑒みる】

[動マ上一][文][マ上一]《「かがみる」の音変化過去の例や手本などに照らし考える。「時局に—・みて決定する」


かが・みる【鑑・鑒】

〔他マ上一〕 (「かがみ(鏡)」の動詞化したもの

① 鏡やなどにうつして見る。かがむ。かんがみる

猿投本文正安四年点(1302)一「清流に鏡(カカミル)」

手本先例などとくらべ合わせて考える。また、手本先例などに従う。あるいは、他の例とくらべ合わせて考える。のっとるかんがみる。かがむ。

法華義疏長保四年点(1002)序「入定は是れ静にして、前の理と監(カガミル)」

今鏡(1170)一「いにしへをかがみ、いまをかがみるなどいふ事にてあるに」

神仏などが明らかに見る。かがむ。かんがみる

三体詩抄(1527)「天もかかみたまえ

[語誌]中世後期から撥音の入った「かんがみる」が強調形として用いられ、近世にはこれが通用となり現代に至る。本来、訓点語系の語かと思われ、やや硬い文章用いられる。活用古くは「かがみる」「かんがみる」と上一段活用であったが、中世以降「かがむ」「かんがむ」という上二段活用も生じた。


かんが・みる【鑑・鑒】

〔他マ上一〕 (「かがみる(鑑)」の変化した語)

① 鏡やなどに映してみる。かんがむ

手本先例などとくらべ合せて考える。また、手本先例などに従う。あるいは、他の例とくらべ合せて考える。のっとるかんがむ

太平記14C後)一〇「臣が忠義を鑒(カンガミ)て、潮を万里の外に退け

神仏などが明らかに見る。かんがむ

花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉六六「妾の貞操守りしは、皇天の鑒(カンガ)みる所なり」




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