過去の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 17:55 UTC 版)
名古屋鉄道西尾線(旧:西尾線)・碧海電気鉄道(現:名鉄西尾線)西尾口駅・碧海西尾口駅 - 西尾駅間(1928年 - 1943年) 1928年に前身の愛知電気鉄道が西尾付近の線路を移設した際、同時に子会社の碧海電気鉄道が西尾まで延伸し、上記区間を単線並列で敷設。その後旧西尾線が廃止され単線となったが、現在は高架化を経て複線化された。 信貴山急行電鉄高安山駅 - 信貴山門駅間(1930年 - 1944年) 東京高速鉄道(現:東京メトロ銀座線)青山六丁目駅(現:表参道駅) - 虎ノ門駅間(1938年11月18日 - 同年12月20日) 富山地方鉄道本線・立山線(富南線)電鉄富山駅・富山駅 - 稲荷町駅間(1941年 - 1946年以降) 電化線(本線、旧富山電鉄線)と非電化線(富南線、旧富南鉄道線)の単線並列(富南線側の軌道は1946年に電化された)。また、1969年に廃止された富山田地方駅など、同区間の中間駅は本線側にしか存在しなかった。 秩父鉄道秩父本線・東武鉄道熊谷線(現:廃止)熊谷駅 - 上熊谷駅間(1943年 - 1983年) 東武熊谷線建設の際、上記区間は秩父鉄道の将来の複線化用地を間借りすることで開業したため、単線並列となった。 高松琴平電気鉄道琴平線高松築港駅 - 瓦町駅間(1953年 - 1967年) 当時架線電圧600Vであった志度線が高松築港駅に乗入れるために、1500Vの琴平線と600Vの志度線の単線並列となっていた。 室蘭本線志文駅 - 岩見沢駅間(1961年 - 1994年)開通当初からの距離の短い線路(旧旅客線)と、旧・岩見沢操車場を通る、1961年に完成した距離の長い貨物線が、それぞれ双方向運転が可能な単線として併存していたが、旧旅客線の踏切撤去のため、休止中の貨物線を1994年11月に復活のうえ旅客線に転用、本来の線路(旧旅客線)は廃止され、再び単線となった。 地下鉄やモノレールなどでは、暫定的に延伸した終着駅や、複線から単線に切り替わる主要駅などにおいてトンネル構造などの理由で渡り線が設置できない場合があり、直近の渡り線が設置された駅から終着駅などまでが単線並列となることがある。 過去に単線並列運転が行われた路線は、以下の例がある(駅名は渡り線のある駅 - 終着駅の順)。 名古屋市営地下鉄名城線市役所駅 - 栄町駅(現・栄駅)間(1965年 - 1967年) 東京地下鉄東西線九段下駅 - 竹橋駅間(1966年) 都営地下鉄三田線芝公園駅 - 三田駅間(1973年 - 2000年) 東京地下鉄有楽町線有楽町駅 - 銀座一丁目駅間(1974年 - 1980年) 都営地下鉄新宿線東大島駅 - 船堀駅間(1983年 - 1986年) 東京地下鉄南北線市ケ谷駅 - 四ツ谷駅間(1996年 - 1997年) 都営地下鉄大江戸線都庁前駅 - 新宿駅間(1997年 - 2000年) 成田空港第2ターミナルシャトルシステムメインビル - サテライトビル間(1992年 - 2013年) なお、同じ状況でも単線運転を行う場合もあり、需要などを考慮して決められる(単線の項目を参照)。また、工事や災害で渡り線のない駅で折り返す場合などに、一時的に単線並列運転を実施することもある。
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