アッサラーヤナ経とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アッサラーヤナ経の意味・解説 

アッサラーヤナ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 23:48 UTC 版)

パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 中部 (パーリ) > アッサラーヤナ経

アッサラーヤナ経[1](アッサラーヤナきょう、: Assalāyana-sutta, アッサラーヤナ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第93経。『阿摂惒経』(あしょうはきょう)[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第151経「阿摂惒経」がある。

釈迦が、青年の婆羅門アッサラーヤナ(阿摂惒)に仏法を説く。

構成

登場人物

  • 釈迦
  • アッサラーヤナ(阿摂惒) --- 婆羅門階級の16歳の青年。

場面設定

ある時、釈迦サーヴァッティー舎衛城)のアナータピンディカ園(祇園精舎)に滞在していた。

そこに、仲間の婆羅門に釈迦を論破するようけしかけられた優秀な青年の婆羅門アッサラーヤナ(阿摂惒)がやって来る。

アッサラーヤナは、世間では婆羅門こそが最上で清浄であると言われているがどう考えるか問うと、釈迦は身体の仕組みも、善行・悪行やその果報も、階級によって違いは無いことを指摘していく。

アッサラーヤナは法悦し、三宝への帰依を誓う。

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典3』(第11巻上) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)中分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典3』(第6巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典

  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アッサラーヤナ経」の関連用語

アッサラーヤナ経のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アッサラーヤナ経のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアッサラーヤナ経 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS