大業分別経とは? わかりやすく解説

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大業分別経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 20:06 UTC 版)

大業分別経[1](だいごうふんべつきょう、: Mahā-kammavibhaṅga-sutta, マハーカンマヴィバンガ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第136経。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第171経「分別大業経」がある。

釈迦が、アーナンダに、輪廻に関する仏法を説く。

構成

登場人物

場面設定

ある時、釈迦は、ラージャガハ王舎城)の竹林精舎に滞在していた。

そこから離れた場所で、比丘サミッディと遊行者ポータリプッタが仏法について議論するが、意見が折り合わずポータリプッタは去ってしまう。

サミッディはアーナンダの元へ行き、一緒に釈迦の元へ話を聞きに行く。

アーナンダが事情を釈迦に話と、それを傍らで聞いていた比丘ウダーインが口を出す。釈迦はサミッディもウダーインも仏説を理解していないことを指摘しつつ、アーナンダに輪廻に関する説法を始める。

そこでは、業の善悪と、その果報としての転生先への反映には、時間差があることが説明される。

アーナンダは歓喜する。

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典

  1. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山

関連項目

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