大善見王経
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 21:48 UTC 版)
『大善見王経』[1](だいぜんけんおうきょう、巴: Mahāsudassana-sutta, マハースダッサナ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第17経。『マハースダッサナ経』[2]とも。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第68経「大善見王経」の他、『大般涅槃経』関連の経典にもその内容が出てくる。
『大般涅槃経』でも短く言及されていた、釈迦の入滅地クシナーラーのかつての姿である都市クサーヴァティーと、(転輪王たる)マハースダッサナ王(大善見王)についての伝説が、詳細に述べられる。
構成
登場人物
場面設定
釈迦がマッラ国クシナーラーの沙羅双樹の下にて入滅(般涅槃)する直前、アーナンダは釈迦に、このような場末の地で亡くならないでほしいと請う。
それに対して釈迦は、クシナーラーがかつてマハースダッサナ王(大善見王)という正義の帝王によって治められていた都市クサーヴァティーであることを述べ、その詳細が語られていく。
最後に、そのマハースダッサナ王(大善見王)こそが釈迦の前世であることが明かされ、クシナーラーが入滅(般涅槃)にふさわしい地であると述べられる。
内容
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日本語訳
脚注・出典
関連項目
外部リンク
- Mahāsudassanasuttaṃ - Tipitaka.org
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