ひとでなし

実用日本語表現辞典

人でなし

読み方：ひとでなし

人情の欠落した人、酷薄な人、冷酷非道な人、という意味で用いられる表現。人ならば誰しもが持ち合わせていると言い得るような優しさや思いやりの心を持ち合わせていないかのように振る舞い、他人には常に情け容赦がない、といった人を評する言葉として用いられる。

（2018年9月10日更新）

デジタル大辞泉

ひと‐で‐なし【人で無し】

読み方：ひとでなし

［名・形動］人間らしい心を持たず、恩義や人情をわきまえないこと。また、その人や、そのさま。「—な（の）仕打ち」

短編小説作品名辞典

ひとでなし

作者沢田ふじ子

収載図書ひとでなし―公事宿事件書留帳
出版社幻冬舎
刊行年月2000.12

ひとでなし

作者澤田ふじ子

収載図書ひとでなし―公事宿事件書留帳 6
出版社幻冬舎
刊行年月2002.6
シリーズ名幻冬舎文庫

ひとでなし

作者山本周五郎

収載図書あんちゃん 改版
出版社新潮社
刊行年月2004.2
シリーズ名新潮文庫

収載図書山本周五郎中短篇秀作選集 1 待つ
出版社小学館
刊行年月2005.11

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ひとでなし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2017/04/15 21:03 UTC 版)

「ポケットモンスターの特性一覧」の記事における「ひとでなし」の解説

「どく」「もうどく」状態の相手に攻撃すると、必ず急所に当たる。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ひとでなし

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 05:24 UTC 版)

発音

東京式アクセント

ひ↗とでなし

京阪式アクセント

↗ひとでなし

名詞

ひとでなし【人で無し】

1. (蔑称) 人道を弁（わきま）えていない者を罵っていう語。「人の形をしているが人ではない存在」の意。
   • 人でなし！ お前達母子（おやこ）でグルになって、一人の可哀そうな女を虐（いじ）めようてんだろ！（坂口安吾『竹藪の家』）
   • ほんとに、なんて人でなしの野郎でござんしょう！　いくら血筋はつながっていなくとも、義理の甥をくびり殺すとは、ばちあたりでござります（佐々木味津三『右門捕物帖』）

類義語

• 人非人

翻訳

• 英語: an inhuman person, rascal ^(en), scalawag ^(en), subman ^(en), wretch ^(en)

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「ひとでなし」の例文・使い方・用例・文例

• 「ひとでなし!」と彼女は金切り声で叫んだ.