人外
人外とは
人外(じんがい)とは、「人ならざるもの」、人間ではない異質な存在、という意味合いで用いられる表現。特にサブカルチャー分野における創作キャラクターのうち「人間ではない異種族」の総称として用いられる場合が多い。
人外のもともとの意味
旧来の日本語表現としての「人外」には、《人が生活している俗世の外の世界》という意味や、《人の道を外れた生き方》《非人間的な所業》といった意味があった。《出家した者の身の上》、あるいは《人ならぬ扱いを受ける人々》を指す意味合いもあった。要するに、人間らしい / 人並みの生き方という一般的認識から逸脱することを人外といった。なお「人外」は「じんがい」とも「にんがい」とも読んだ。もともとの国語辞書的な意味における「人外」は、現代日本においてはほぼ廃れており、もっぱら古典に見いだされる語彙となっている。
人外の今日的な意味
今日「人外」という言葉は、創作コンテンツにおける「ヒト以外のキャラクター」を指す区分として用いられる。たとえば、獣人、亜人、妖魔の類、モンスター、クリーチャー、精霊、精神を宿した無機物、正体不明の宇宙生命体、得体のしれない異形の者、等々が「人外」と区分して扱われやすい。サブカル・創作コンテンツにおける「人外」キャラクターのステレオタイプな設定としては、人と意思疎通が可能であり、いくらか人間的な部分を持ち合わせている、そして明らかに生物として人間とは異なる要素を持っている。人類との相性は問われず、人類と共存できそうなキャラクターも、とうてい相容れなさそうなキャラクターも、人外キャラに含まれる。じん‐がい〔‐グワイ〕【人外】
にん‐がい〔‐グワイ〕【人外】
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 07:50 UTC 版)
人外
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 04:05 UTC 版)
訃柚(ふゆ) 保胤の識神で、保胤やその縁者を守護する。元々は大陸から保胤の母と共に渡ってきた柚子の木の精で、保胤の庵の庭に植えられた木に宿っている。 人前に現れる際は、時継の幼少期に似た幼い娘の姿を借りる。口数は少なく、お手玉に興じたり、涼しいところを好む性質がある。 保胤の吸精術を止めることのできる唯一の存在。 小五郎(こごろう) 愛宕の山中に住む天狗。愛宕山を統治する山神、太郎坊に仕える八天狗が一。 人間に対して特に敵意を向けることはなく、取り分け保胤とは知己の関係で、陰陽寮の顔ぶれとも多少の通交がある。 実年齢は二百二十歳。幼い少年の風貌だが、声は嗄れた老爺のそれである。 黒石 愛宕の山中に住む天狗。白石とは双子で、歯の黒い老爺の風貌。ともに小五郎配下として仕えている。 白石 愛宕の山中に住む天狗。黒石とは双子で、歯の白い老爺の風貌。ともに小五郎配下として仕えている。 黒石とは軽妙な掛け合いを見せる。 浄雲(じょううん) 住吉家に縁のすべての者にとっての識神で、清良と兼良の兄弟を特に気に入っている。犬の姿で、声は老人。鋭い嗅覚で妖物の臭いを嗅ぎ取る。 天一貴人(てんいつきじん) 大陸から渡ってきた大妖。式盤に記された十二神将、天一貴人を自称している。 かつて奸計を働いたところを芦屋道満、賀茂忠行らによって調伏され、道満の妻を依り代としてその体内に封じられた過去を持つ。
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「人外」の例文・使い方・用例・文例
- ノルウェー人外交官が、歴史的文書を生んだ秘密交渉を取り持った。
- これは人外の沙汰だ
- この処置は人外の沙汰だ
- 上刺し袋という,貴人外出時の携帯用の袋
- 彼は大リーグに入る日本人通算としては17人目,日本人外野手としては4人目となる。
- 2人の日本人外交官が復興会議に向かう途中,イラク北部の都市ティクリット近郊で殺害された。
- 日本人外野手としては,2004年にシアトル・マリナーズに在籍していたイチロー選手が月間最優秀選手に選ばれ,2007年にはヤンキースの松井秀(ひで)喜(き)選手が受賞した。
- 杉原千(ち)畝(うね)氏は,第二次世界大戦中にリトアニアにいた日本人外交官だ。
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