掛け合い

デジタル大辞泉

かけ‐あい〔‐あひ〕【掛（け）合い／懸（け）合い】

読み方：かけあい

１ 互いに掛けること。「技の—」「水の—」

２ 要求などについて先方と話し合うこと。交渉。談判。「地主に—に行く」

３ 一つの事を二人以上が交互にすること。また、その演芸。掛け合い話、掛け合い万歳の類。「—で歌う」

４ 歌舞伎舞踊で、2種以上の異なった流派が伴奏音楽を交互に、あるいは同時に分担演奏すること。「喜撰(きせん)」での清元と長唄の掛け合いなど。

５ 義太夫節で、二人以上の太夫が登場人物をそれぞれ分担して語ること。

６ 双方が正面から攻め合うこと。

「平家は定めて大勢なれば、砥浪山(となみやま)打越え、ひろみへ出て—の戦にてぞあらんずらん」〈平家・七〉

日本語活用形辞書

掛け合い

読み方：かけあい

ワ行五段活用の動詞「掛け合う」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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音楽用語辞典

掛け合い [battle]

ボーカルや楽器演奏などで、二人以上でフレーズを交互にプレイすること。ボーカリストと観客、ギタリストどうし、ギタリストとキーボーディストなどいろいろなパターンがある。盛り上がるので、ライブには欠かせないもの。“バトル”という場合もある。

Weblio日本語例文用例辞書

「掛け合い」の例文・使い方・用例・文例

• ミンストレルショーで中央に立ち他者と掛け合いをする芸人
• 掛け合い話という寄席演芸
• 掛け合い万歳という万歳
• 芝居で,繰り上げという,台詞の調子を掛け合いで上げていく型
• 芝居で,繰り上げという,台詞の調子を掛け合いで上げていく場面
• 2人が掛け合いでこっけいなことを言って観客を笑わせる寄席芸