異形の者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:29 UTC 版)
「ウィザードリィ外伝 (漫画)」の記事における「異形の者」の解説
主人公達が対峙するモンスターのうち悪魔、天使などの眷属を指す。人の持つ「活力」を餌としており、ギルやショウからは「寄生虫」と云われる。 また、この時点ではマイルフィック (Maelific) の召喚までには至ってはいなかった。 ここでは、劇中での黒幕であるが漢字表記を与えられなかったライカーガスも含め、第三部にて登場し漢字表記を与えられた者、また第三部にて初めて漢字表記を与えられた者達を挙げる。 それぞれの容姿はアスキーより発売されたファミリーコンピュータ版ウィザードリィII及びIIIにおけるグラフィック(原画・末弥純)に準じている。 小鬼魔(ガーゴイル / Gargoyle) ギルの迷宮にて遭遇した。赤紫色の肌を持った悪魔で知能は低く、人語は話せない。 天使(エンジェル / Angel)・熾天使(セラフ / Seraph) 第一部中盤にギルによって召喚された「絶対の父」と呼ぶ神の眷属達で、知能は高く人語を話せる。最初は召喚主であるギルに刃を向けたものの、ギルが「召喚の書」に守られていると分かってからはギルに協力し、ショウ達の隊を窮地に追い込むが、ルーの所有している「古の魔除け」によって隊のメンバーは回復、それを見て動揺したために隙が生じ、返り討ちに遭って消滅する。 赤羊魔(レッサーデーモン / Lesser Demon) 赤い毛並みと山羊の頭を持ち、更に4本の屈強な腕を持つ悪魔で、知能は低く人語は話せない。後述の蒼鬼獣魔(グレーターデーモン)と比べれば大した力は持たないが、仲間を召喚したり、魔術を無効化する能力を持つ。 蒼鬼獣魔(グレーターデーモン / Greater Demon) 青い岩肌のような硬い表皮と巨躯を持った悪魔で、人語は話せず、魔術は大凍(マダルト)止まりのため、ライカーガス (Lycurgus) ・マイルフィック (Maelific) と比べれば知能こそは高くはないが、肉弾戦においては赤羊魔(レッサーデーモン)とは比較にならない戦闘能力と魔術を無効化する能力を持つ。 第一部では、ギルの召喚によって実体化しかけたところを虚空斬によって阻まれたが、第三部中盤では召喚は既に済んでおり、玻璃張りの大櫃に封印されている状態で登場し、終盤にてショウやサンザ達の隊の城内への侵入によって混乱が生じたのを機にその封印を解く。対応を知らないコウエン側の兵士・傭兵達はなす術もなく斃され、さながら地獄絵図のような様相となった。 奈落王(ヘル・マスター / Hell Master) サンザ達の隊を待ち構えていた悪魔で、翼を持たない代わりに「蛇の鞭」を武器とし、ヘルハウンド (Hellhound) を従えている。また知能は高いため、人語を話すことができる。 「蛇の鞭」をテツにぶつけるが、強化された鎧に阻まれてその鞭ごと引き寄せられ、返り討ちに遭って片腕を失う羽目になる。すぐさま仲間を召喚するも、結局は仲間ともども討たれる。 陶魔(デルフ / Delf) 陶器で作られた置物のような姿をした悪魔で、知能は高く人語を話せる。石化能力を持っており、自分の能力によって石化した者達を兵士(デルフズミニオン / Delf's Minions)に変えて従えており、その中には家老の職に就いていたフィルの父もいた。 ライカーガス (Lycurgus) 時空の狭間に彷徨っていたギルを救い上げた張本人。マイルフィック (Maelific) がまだ召喚に至っていない時点では、悪魔の中ではかなり知能が高い部類らしく、人語を解し、魔術に関しては「爆炎(ティルトウェイト)」の呪文も行使でき、肉弾戦闘に関しても、当り方によっては首を切り落とすこともできる手刀の鋭さはもとより「吸精(エナジードレイン)」の能力を持っており、ギルと共にイズモの内乱を暗躍していた。プライドが非常に高く、ショウに「寄生虫」呼ばわりされた事に激怒し、「下郎」と罵ったが「鳳龍虚空斬」で異次元に飛ばされる。また単行本未収録話では、「現実世界に入るための新たなる鍵」として用いやすくするために、ギルに代わってサクヤを洗脳していた。 その他にも漢字表記を与えられなかったが、フィーンド (Fiend) やダークスティード (Dark Steed) に騎乗したダークライダー (Dark Rider) も登場している。
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