人外の存在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 10:18 UTC 版)
ムルゲン 要の周囲に潜む謎の存在で、女性のような水の妖の気配を持つ。要の周囲の災いの原因ではないかと目されている。【十二国記】 泰麒(要)の女怪・白汕子(十二国記の登場人物#戴極国も参照)。泰麒とともに蓬莱にやってきたが、異界そのものを理解しておらず、泰麒に危害を加えたもの・加えようとしていると見做したものを「敵」とみなして容赦なく攻撃している。 グリフィン 声:平井隆博 要の周囲に潜む謎の存在で、犬のような気配を持つ。要の周囲の災いの原因ではないかと目されている。【十二国記】 泰麒(要)の持つ唯一の使令・傲濫(十二国記の登場人物#戴極国も参照)。饕餮(強大な力を持つ妖魔)であり、姿は一定していないが、普段は赤い犬の姿。汕子とともに泰麒に付き従って蓬莱にやってきたが、同様に異界そのものを理解しておらず、泰麒に危害を加えたものを「敵」とみなして容赦なく攻撃している。攻撃の被害者が増えるほどに要の周囲の人達からの怨詛が溜まって要の支配から離れやすくなり、枷が外れかけて攻撃の威力・規模が増大し、被害者の殺され方が凄惨になり、標的より巻き添えの被害の方が増えていってしまっていた。皮肉にもこの怨詛が十二国側が要を見つける手がかりとなる。 レンリン 声:玉川紗己子 「タイキ」「ハクサンシ」を探す謎の女性。金髪が特徴的。一通り質問を終えるといつの間にか消えているとか、見る人によってその姿が違うと噂される。【十二国記】 十二国のうちの1つ漣極国の麒麟・廉麟(十二国記の登場人物#漣極国も参照)。泰麒の1度目の十二国帰還にも関与しており、今回も泰麒を探して蓬莱を訪れている。見る人によって姿が違うのは氾麟から蠱蛻衫という被った者の姿を見た人の見たい姿に見せる布を借りて使っていたためで、生粋の十二国生まれの者はこちらの世界では実体が保てず、存在はできるがほとんどの人には声だけしか聞こえなかったり、姿がゆがんで見えるので、人に質問するためには姿を見せる必要があったため蠱蛻衫を被っていた。
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