新大漁ぶし(ドカンぶし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/02 13:17 UTC 版)
「九十九里浜闘争」の記事における「新大漁ぶし(ドカンぶし)」の解説
一ツとせえ ひとでなしだよ アメリカは ジャミもよらない九十九里 浜ドカンでは コリャコリャ 二ツとせえ ふたつならんだ イワシ舟 パンもぬれない九十九里 浜ドカンでは コリャコリャ 三ツとせえ 右も左も大困り 配給米さえとりかねる 浜ドカンでは コリャコリャ 四ツとせえ 四ツ五ツの子供まで 口紅まねる植民地 浜ドカンでは コリャコリャ 五ツとせえ いつまでいるのか アメリカは いかなきゃイワシがよりつかぬ 浜ドカンでは コリャコリャ 六ツとせえ むかしはホシカで足ふまぬ いまはウロコのかげもない 浜ドカンでは コリャコリャ 七ツとせえ 何がなんでもひどすぎる ひかれぱなしの泣きね入り 浜ドカンでは コリャコリャ 八ツとせえ やたらむしょうにハラがたつ マネもあがらぬ九十九里 浜ドカンでは コリャコリャ 九ツとせえ ここらで一と旗あげなけりゃ 孫子の代までうかばれぬ 浜ドカンでは コリャコリャ 十とせえ とうとうドカンは鳴りやんで 民族独立 ハマ大漁 ああ大漁だね コリャコリャ この「新大漁ぶし」は、軍事裁判開始直後に、片貝の共産党「カベ新聞」に貼り出された。作者は、共産党千葉県委員会の幹部と朝鮮総連千葉県本部の幹部たちが酒宴を開いた際に、九十九里の漁民を応援しようと合作されたものだという。
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