口紅とは? わかりやすく解説

くち‐べに【口紅】

読み方:くちべに

化粧のために唇に塗る紅。ルージュ

器物の縁、特に陶磁器の口縁を赤く彩色すること。また、彩色したもの。


口紅(くちべに)

鐔の穴は周辺金属部分削って刀身への密着度を調整するため歪めて開けられたり、周囲には鏨による疵が生じることが多い。これを避け目的から責金呼ばれる軟質金属装着するための半円形穴部の上下にあらかじめ設けた鐔があり、これにより穴の調整極めて容易となる。の上下端部に装着した蒲鉾形かまぼこがた)の責金は、その形状及び用いられ素銅色調から女性の唇をイメージして口紅と呼び慣わしたもの。江戸時代後期には素材金銀象嵌施した華麗な作品出現し、単に刀身を鐔に密着させるためだけのものではなく芸術作品として独立した要素示しているとも言えよう。

口紅

読み方クチベニ

鉢や皿の口縁に顔料塗り焼成し茶褐色や紫赤色加飾発色させたもの。

口紅

作者岡松和夫

収載図書口紅
出版社講談社
刊行年月1987.4


口紅

作者唯川恵

収載図書ため息の時間
出版社新潮社
刊行年月2001.6

収載図書ため息の時間
出版社新潮社
刊行年月2004.7
シリーズ名新潮文庫


口紅

作者柳谷郁子

収載図書花ぎらい―柳谷郁子掌篇
出版社ほおずき書籍
刊行年月2002.2
シリーズ名てのひらシリーズ


口紅

作者羽入田伸

収載図書利根河原少年の記
出版社碧天舎
刊行年月2004.8


口紅

作者林真理子

収載図書知りたがりやの
出版社新潮社
刊行年月2004.11

収載図書知りたがりやの
出版社新潮社
刊行年月2007.6
シリーズ名新潮文庫


口紅

作者吉成庸子

収載図書花を焼く
出版社千葉日報
刊行年月2005.11


口紅

作者太田忠司

収載図書忌品
出版社徳間書店
刊行年月2006.8
シリーズ名トクマ・ノベルズ


口紅

作者森内俊雄

収載図書風船ガム少女
出版社福武書店
刊行年月1988.8


口紅

作者中嶋都

収載図書ゆきのまち幻想文学小品集 1
出版社NTTメディアスコープ
刊行年月1991.6


口紅

作者太宰治

収載図書太宰治全集 12
出版社筑摩書房
刊行年月1991.6

収載図書太宰治全集 1 初期作品
出版社筑摩書房
刊行年月1999.2


口紅

作者勝目梓

収載図書禁断の宴
出版社講談社
刊行年月1996.11
シリーズ名講談社文庫


口紅

作者こやませい

収載図書七曜選集
出版社風来
刊行年月1996.12
シリーズ名兵庫県地下文脈大系


口紅

作者下重暁子

収載図書蜃気楼
出版社近代文芸社
刊行年月1997.7


口紅

作者柚木真理

収載図書にいちゃん、ぼく反省しきれません。
出版社ポプラ社
刊行年月1998.5
シリーズ名青春文学


口紅

作者山本洋子

収載図書遠い少女
出版社北雪新書
刊行年月2001.4
シリーズ名青い町叢書


口紅

読み方:クチベニ(kuchibeni)

コダキガイ科の貝


口紅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 03:59 UTC 版)

口紅

口紅(くちべに、lipstick)は、がメイクアップをする際、を彩るために使われる化粧品の一種。多くはスティック状である。

口紅の訳語

様々な色の口紅が塗られた唇

口紅の訳語としてしばしば使われる「ルージュ (rouge) 」とは、フランス語という意味である。しかし、1990年代後半以降、赤色でない口紅も存在するようになり、オレンジ系・ピンク系・ベージュ系など様々な色味に大別され、黒系や青系と言った赤色とは完全にかけ離れた色味のものも存在している。唇に艶やかさといった質感のみを加える半透明、または透明なグロスと呼ばれる物もある。

なお、英語では「リップスティック (lipstick) 」と言い、略して「リップ」と呼ぶことがある。しかし、日本ではそのように略すと口紅より、主に唇の乾燥を防ぐために用いられるリップクリームを連想させる。業界では、両方扱っているメーカーが多いために、この2つは使い分ける傾向にある。

成分と形状

様々な色味の口紅
成分

一般的に、ベニバナコチニールなどの天然色素を原料とした顔料や、主にタール色素などの合成着色料である色素をワックスなどの油分に溶き、型に入れ固めて作られる。しかし製品としての口紅にはこれらの他にも界面活性剤酸化防止剤、香料など多数の成分が含まれる。

食器・衣服などに付着すると、口紅の主成分が油分と色素であること、加えて近年の口紅の色持ちを良くさせる成分のために非常に落ちにくい汚れとなる。そのため最近では食器などに付着しにくい性質を謳う製品も多い。

形状
リップブラシによる塗布

形状はスティック状の物が一般的で、フタを取って1cmほど繰り出し、直接あるいはリップブラシに取って唇に塗布する。また最近はリキッド状(液状)の口紅も発売されており、口紅の発色と、グロスのようなみずみずしいツヤ感を同時に楽しめる。この場合、直に唇に塗布することは不可能なので、別にリップブラシに取るか、内蔵のチップなどで塗布する。

歴史

約7万年前に、悪魔などが口や耳などの穴から進入してこないよう、赤色の物を塗る習慣があったのが始まりと言われている。これは、出土した当時の人骨の口などに赤色が付着している痕跡があったため判明した。別の説では、紀元前3000年頃のエジプト人が使用したと思われる口紅が発見され、紀元前1200年頃のエジプトで、人々が目や唇に化粧している絵画も発見されている。

効果

  • 現代において、化粧のうちでも重要な要素とされ、色、質感などが重要である。光沢も重要であり、光彩を放つパールラメが混入されていることがある。
  • 保湿機能などが付加され、冬期の乾燥した環境下でも使用できる製品が開発されている。
  • 夏期には紫外線防止効果のあるものも選ばれる。

口紅指数

2001年秋のアメリカ不況時、他の高級品の売り上げが低下する中、口紅の売り上げは反対に11%増加した。この現象はエスティローダーの会長レナード・ローダーによって、「口紅指数」(lipstick index) と命名された[1][2]。同様に、不景気時には化粧品産業において求人が増える傾向があり、「口紅効果」とも言われる。

不景気時には服飾品等への出費が抑えられ、比較的安価で必需品でもある化粧品が購入されるためといわれている。ただし、口紅の販売数に関する統計資料は少なく、景気と「口紅指数」の相関ははっきりとしない。

口紅にまつわるエピソード

  • 男性が女性に口紅を贈る場合に、「少しずつ取り戻したい」などという気障な言葉が添えられることがある。
  • 江戸時代京都で作られた上質の紅は「京紅」と呼ばれており、同じ重さのに匹敵する価値を持つ高級品であったため、男性が意中の人の好意を得る決定打として贈り物に重宝された。
  • 口紅を塗る動作そのものを「紅を引く(べにをひく)」と表現することがある。古くは薬指のことを「紅差し指」とも呼んだ。→艶紅
  • かつて春先の化粧品のキャンペーンや、プロモーション活動の中心商品といえば口紅であった。しかし最近では口紅だけではなく、アイカラーチークカラーなどをあわせて商品開発をし、トータルイメージを提案をする方法に変わってきた。

脚注

  1. ^ "Lip reading", The Economist, Jan 22nd 2009. [1]
  2. ^ MAUREEN DOWD "Oedipal Loop de Loop", The New York Times, December 2, 2001.[2]

関連項目

外部リンク

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口紅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 05:05 UTC 版)

「累」の記事における「口紅」の解説

本作キーアイテム。唇に塗って他人くちづけすると顔を交換できる。口紅を塗り直しもう一度くちづけすると顔が戻る。顔の変身持続時間平均12時間でそれを過ぎると自然に顔が戻る。材料にはいざなが生まれた磐で発見され鉱物顔料「日紅」が使用されている。海道凪の手帳には口紅の原料鉱物の他、複数人間血液使われていると記されている。

※この「口紅」の解説は、「累」の解説の一部です。
「口紅」を含む「累」の記事については、「累」の概要を参照ください。

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