太宰治とは? わかりやすく解説

だざい‐おさむ〔‐をさむ〕【太宰治】

読み方:だざいおさむ

[1909~1948小説家青森生まれ本名津島修治井伏鱒二師事自虐的反俗的な作品多く発表玉川上水入水自殺。作「津軽」「斜陽」「人間失格」など。→桜桃忌

太宰治の画像

太宰治

作者木山捷平

収載図書井伏鱒二 弥次郎兵衛 ななかまど
出版社講談社
刊行年月1995.8
シリーズ名講談社文芸文庫


太宰治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/31 06:05 UTC 版)

太宰 治(だざい おさむ、1909年明治42年〉6月19日 - 1948年昭和23年〉6月13日)は、日本小説家。本名は津島 修治 。 左翼活動での挫折後、自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、第二次世界大戦前から戦後にかけて作品を次々に発表。主な作品に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『人間失格』がある。没落した華族の女を主人公にした『斜陽』はベストセラーとなる。戦後は、その作風から坂口安吾織田作之助石川淳壇一雄らとともに新戯作派無頼派と称されたが、典型的な自己破滅型の私小説作家であった[4]


注釈

  1. ^ 太宰が逗留した老舗旅館「ヤマニ仙遊館」は休業を経て2018年8月、土蔵をレストランとして再開した。太宰が使ったとされる文机などが残っている[14]。2019年4月27日には旅館業も再開した[15]
  2. ^ なお、この処分については、担当の宇野検事がたまたま太宰の父の実家である松木家の親類であることや、担当の刑事がたまたま金木出身であることが太宰にとって有利に作用したとする説もある[23]
  3. ^ 東京大学卒業に際して口頭試問を受けた時、教官の一人から「教員の名前が言えたら卒業させてやる」と言われたが、講義に出席していなかった太宰は教員の名前を一人も言えなかったと伝えられる。
  4. ^ 太宰治の作品に対しての著作権の保護期間は、第1次-第4次暫定延長措置及び1971年の改正著作権法が適用される。
  5. ^ 随筆『服装に就いて』[59]によれば565(約171.7cm)。
  6. ^ しかし『私の遍歴時代[要ページ番号]では、それらを読んだことを「太宰氏のものを読みはじめるには、私にとつて最悪の選択であつたかもしれない」と三島は述べている。
  7. ^ 貴族の娘が台所のことを「お勝手」と言ったり、「お母さまの食事のいただき方」(正しくは「召上り方」)、「かず子や、お母さまがいま何をなさっているか、あててごらん」(自分に敬語を付けている)というような敬語の使い方の間違いを指摘している。
  8. ^ 戸板康二『泣きどころ人物誌』、瀬戸内寂聴『奇縁まんだら』、出口裕弘『三島由紀夫・昭和の迷宮』などにその種の発言が記されている。[要ページ番号]
  9. ^ 不道徳教育講座』や「奥野健男著『太宰治論』評」など。

出典

  1. ^ a b 朝日新聞』東京西部版 2009年11月24日「カメラがとらえた作家太宰治 肖像写真86点展示 三鷹で来月23日まで/東京都」
  2. ^ 太宰治 “理系科目も優秀だった” 旧制中学校時代の成績表公開”. NHKニュース (2021年2月10日). 2021年2月18日閲覧。
  3. ^ 宇野俊一ほか編『日本全史(ジャパン・エミルカ‘クロニック)』講談社、1991年、1095頁。ISBN 4-06-203994-X
  4. ^ コトバンク - 太宰治”. 2019年10月12日閲覧。
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  13. ^ 猪瀬 2000, p. 60.
  14. ^ 読売新聞』夕刊2018年8月7日掲載「太宰が自殺未遂後療養、老舗旅館がレストランに」[リンク切れ](2018年8月9日閲覧)
  15. ^ 『読売新聞』朝刊2019年5月3日「太宰の宿 4年ぶり再開/宿泊再開 5時代続く」
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  17. ^ 猪瀬 2000, pp. 70–71.
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  19. ^ 猪瀬 2000, p. 110.
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  21. ^ 猪瀬 2000, p. 125.
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  23. ^ 中畑慶吉の談話[要文献特定詳細情報]
  24. ^ 野原 1998, p. 89.
  25. ^ 猪瀬 2000, p. 135.
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  33. ^ 猪瀬 2000, pp. 275–276.
  34. ^ 猪瀬 2000, pp. 284–290.
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  36. ^ 猪瀬 2000, pp. 296–299.
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  39. ^ きらら山口
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  42. ^ 猪瀬 2000, pp. 402–406.
  43. ^ 野原 1998, p. 420.
  44. ^ 猪瀬 2000, p. 451.
  45. ^ 猪瀬 2000, pp. 439–440.
  46. ^ 猪瀬 2000, pp. 455–456.
  47. ^ a b c 『太宰治に出会った日』82-83頁
  48. ^ 『新潮』1998年7月号に原文資料掲載、『朝日新聞』1998年5月24日記事。
  49. ^ 『太宰治全集 第9巻』筑摩書房、1990年10月25日、474頁。解題(山内祥史)より。
  50. ^ 猪瀬 2000, pp. 54–55.
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  59. ^ 服装に就いて 青空文庫(2021年1月1日閲覧)
  60. ^ 津島 1997, p. 20.
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  62. ^ 大本泉『作家のごちそう帖』(平凡社新書 2014年)pp.150-158
  63. ^ 津島 1997, pp. 80–81.
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  73. ^ 番組エピソード 文豪の世界への誘い〜大作家の作品のドラマ化〜 NHKアーカイブス(2021年1月1日閲覧)
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  75. ^ 謎の肖像画は太宰作 決め手は出どころが「人間失格」の編集者 三鷹市美術ギャラリーで初公開『朝日新聞』朝刊2022年6月5日(東京版)
  76. ^ 杉森久英『苦悩の旗手 太宰治』文藝春秋、1967年。
  77. ^ 太宰治著『女生徒』(角川文庫)、小山清の作品解説より。
  78. ^ 長濵拓磨「津軽疎開時代の太宰文学の一側面 — 戦後文学と聖書—」『研究論叢』第80号、京都外国語大学、163-176頁、2012年1月https://kufs.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=112&item_no=1&page_id=38&block_id=50 
  79. ^ “太宰作品にGHQ検閲=「神国」など削除指示-4短編集7作品、米で新資料”. 時事通信. (2009年7月31日). https://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009073101151 
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  84. ^ 猪瀬直樹 (2000). ピカレスク 太宰治伝. 小学館. pp. 88-90 
  85. ^ “津島園子さん死去 太宰治の長女”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2020年4月20日). https://www.sankei.com/article/20200420-GM2Y5BHTA5JVDF3IVWODOB5JPM/ 2020年4月20日閲覧。 
  86. ^ 太宰の長女・園子さん命日「水仙忌」に偲ぶ会”. 東奥日報 (2022年4月20日). 2022年5月6日閲覧。
  87. ^ 『朝日新聞』2016年10月25日37面
  88. ^ 田中英光 自殺から30年 眠っていた短編『朝日新聞』1979年(昭和54年)7月5日夕刊、3版 15面
  89. ^ 安藤武編「年譜」(三島由紀夫『中世』)(講談社文芸文庫、1998年)
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  91. ^ a b 三島由紀夫「私の遍歴時代」(『東京新聞』夕刊 1963年1月10日 - 5月23日号に掲載)。『私の遍歴時代』(講談社、1964年)
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  93. ^ 野原一夫『回想 太宰治』(新潮社、1980年)[要ページ番号]
  94. ^ 三島由紀夫『小説家の休暇』(講談社 ミリオン・ブックス、1955年)
  95. ^ 三島由紀夫「学生とのティーチ・イン――国家革新の原理」(『文化防衛論』)(新潮社、1969年)
  96. ^ 村松剛『三島由紀夫の世界』(新潮社、1990年)
  97. ^ 『座談会 昭和文学史 第三巻』(井上ひさし小森陽一編著、集英社、2003年)
  98. ^ “井の頭公園に太宰治文学館/三鷹市が計画”. 東奥日報. (2017年1月24日). https://www.toonippo.co.jp/articles/-/18812 2017年1月25日閲覧。 
  99. ^ 文学施設の整備に向けた『基本的な考え方』をとりまとめました - 三鷹市ウェブサイト(2018年3月30日)
  100. ^ 太宰治文学サロン - 三鷹市(2020年10月4日閲覧)



太宰治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:28 UTC 版)

三島由紀夫」の記事における「太宰治」の解説

小説家三島は〈太宰のもつてゐた性格的欠陥は、少なくともその半分が、冷水摩擦器械体操規則的な生活で治される筈だつた。生活で解決すべきこと芸術を煩はしてはならないのだ。いささか逆説弄すると、治りたがらない病人などには本当の病人資格がない〉と批判し太宰嫌いを公言していたが、〈氏は私のもつとも隠したがつてゐた部分故意に露出する型の作家であつた〉とも述べてたように両者には相通ずる性質見られ没落貴族を通して戦後批判モチーフとした類似点や(『斜陽』と『宝石売買』)、普通の人間活から疎外感を持つ主人公道化仮面の人物)を視点として語る作品(『人間失格』と『仮面の告白』)などがあり、戦後的な世界秩序への反逆として作者自身が死(心中自殺)へ向かっていく共通性挙げられるが、自死を「処世術みたいな打算的なもの」と、あえて小説家苦悩演出かのように表白してみせる自己劇画的な太宰と、「官能的な美」を表現する様式」「芸術的創造的行為」として自死捉えた三島には、大きな隔たりあること指摘されている。

※この「太宰治」の解説は、「三島由紀夫」の解説の一部です。
「太宰治」を含む「三島由紀夫」の記事については、「三島由紀夫」の概要を参照ください。


太宰治(だざい・おさむ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 13:48 UTC 版)

ダス・ゲマイネ」の記事における「太宰治(だざい・おさむ)」の解説

新人作家。とても嫌味な役として登場する馬場数馬音楽学校先輩から紹介され以降佐野次郎馬場数馬佐竹六郎と共に雑誌海賊』を手掛ける予定だった。しかし性格最悪で馬場数馬から「太宰ってのはおそろしくいやな奴だぞ。そうだ。まさしく、いや、な奴だ。嫌悪の情だ」と語られている。同様に佐野次郎も太宰治を毛嫌いしている描写見られる雑誌海賊』の打ち合わせ中に嫌味ばかり言ってしまったため馬場数馬から右頬を殴られ、これが原因で海賊』の話が白紙になる理由作っている。

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太宰 治(だざい おさむ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/17 07:55 UTC 版)

VANILLA FICTION」の記事における「太宰 治(だざい おさむ)」の解説

双六ゲーム」の進行役の「不死者」。チャラチャラとした青年で、趣味特技セックス遊び

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太宰治

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 09:02 UTC 版)

人名

  太宰+治 だざい おさむ

  1. 大正昭和時代日本小説家1909年明治42年) - 1948年昭和23年)。代表作に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『斜陽』『人間失格』などがある。

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