私の遍歴時代とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > 短編小説作品名 > 私の遍歴時代の意味・解説 

私の遍歴時代

作者三島由紀夫

収載図書太陽と鉄
出版社中央公論社
刊行年月1987.11
シリーズ名中公文庫


私の遍歴時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 06:28 UTC 版)

私の遍歴時代』(わたしのへんれきじだい)は、三島由紀夫自伝・回想録。17歳から26歳までの文学的遍歴や作家としての歩みを、38歳の時点で振り返った随筆である。戦時中の学習院中等科時代から、戦後の文壇での新人時代、太宰治などとの逸話、『仮面の告白』発表、初の世界一周旅行(詳細は旅行記『アポロの杯』を参照)帰国までの歩みを、自身の一つの区切りの「遍歴時代」として、その軌跡を様々なエピソードを織り交ぜながら綴っている。三島文学の形成を知る上で重要な回想録であり、太宰治とのエピソードなども昭和文学史において貴重な資料となっている[1][2][3]


  1. ^ a b 曾根博義「私の遍歴時代」(事典 2000, pp. 434–436)
  2. ^ a b 「書評」(朝日新聞 1964年5月18日号)。事典 2000, p. 435
  3. ^ a b 高橋和巳「書評」(日本読書新聞 1964年4月27日号)。事典 2000, p. 435
  4. ^ DVD『Mishima: A Life In Four Chapters』(板坂・鈴木 2010付録)
  5. ^ 井上隆史「作品目録――昭和38年」(42巻 2005, pp. 430–433)
  6. ^ 山中剛史「著書目録――目次」(42巻 2005, pp. 540–561)
  7. ^ 埴谷雄高(週刊読書人 1964年5月18日号)。事典 2000, p. 435
  8. ^ 清水信(図書新聞 1964年5月2日号)。事典 2000, p. 435
  9. ^ 大江健三郎「最も魅力的な三島由紀夫神話」(『私の遍歴時代』函評 講談社、1964年4月)。42巻 2005, pp. 590–591
  10. ^ a b c 田中美代子「まだ文学が神聖だった頃」(遍歴 1995, pp. 275–282)


「私の遍歴時代」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「私の遍歴時代」の関連用語

私の遍歴時代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



私の遍歴時代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの私の遍歴時代 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS