夏子の冒険
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『夏子の冒険』(なつこのぼうけん)は、三島由紀夫の7作目の長編小説。無邪気で破天荒な美人のお嬢様・夏子が、猪突猛進な行動力で北海道に向い、仇討ちの青年と一緒に熊退治に出かける恋と冒険の物語。夏子に振り回される人たちの慌てぶりを交え、コミカルなタッチで描かれた娯楽的な趣の作品となっている[1]。
- ^ a b c 木村康男「夏子の冒険」(旧事典 1976, p. 290)
- ^ 井上隆史「作品目録――昭和26年」(42巻 2005, pp. 395–397)
- ^ 千葉俊二「夏子の冒険」(事典 2000, pp. 265–266)
- ^ a b 山中剛史「著書目録――目次」(42巻 2005, pp. 540–561)
- ^ 山中剛史「映画化作品目録」(42巻 2005, pp. 875–888)
- ^ 久保田裕子「三島由紀夫翻訳書目」(事典 2000, pp. 695–729)
- ^ a b 「第I部 闘いと迷宮と――新しい〈村上春樹〉の発見 〈第二の文章〉太宰と三島という「二」の問題――『羊をめぐる冒険』と『夏子の冒険』」(佐藤幹 2006, pp. 80–84)
- ^ a b 高澤 2006。高澤秀次『吉本隆明 1945-2007』(インスクリプト、2007年9月)p.264。大澤 2008, p. 76
- ^ a b c d e f g 「II 虚構の時代――3理想から虚構へ、そしてさらに……」(大澤 2008, pp. 74–84)
- ^ a b c d e f g h i 千野帽子「熊をめぐる冒険――1951年の文藝ガーリッシュ」(夏子・文庫 2009, pp. 269–277)
- ^ a b 「作者の言葉(「夏子の冒険」)」(週刊朝日 1951年7月29日号)。27巻 2003, p. 445に所収
- ^ 松本鶴雄「三島由紀夫全作品解題」(『三島由紀夫必携』学燈社、1983年5月)。事典 2000, p. 266
- ^ a b 十返肇「青春の生き方」(『夏子の冒険』河出新書、1955年2月)。42巻 2005, p. 573
- ^ a b 「昭和27年――興行ベストテン〈日本映画〉」(80回史 2007, p. 62)
- ^ a b 「昭和27年――興行ベストテン〈日本映画〉」(85回史 2012, p. 96)
- ^ a b c 山中剛史「三島映画略説――雑誌、新聞記事から」(研究2 2006, pp. 39–43)
- ^ 登川直樹「色彩映画の実現『夏子の冒険』を中村登監督に訊く」(キネマ旬報 1952年9月上旬号)。研究2 2006, p. 39
- ^ 「天然色映画漸く本格化――進歩したフジとコニカカラー」(東京新聞 1952年7月30日号)。研究2 2006, p. 39
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