千野帽子とは? わかりやすく解説

千野帽子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/07 23:18 UTC 版)

千野 帽子(ちの ぼうし、男性、1965年 - )は日本文芸評論家エッセイスト俳人。本名・岩松 正洋フランス文学者関西学院大学商学部教授[1]。探偵小説研究会会員[2]

人物

福岡市生まれ。九州大学文学部文学科卒、同大学院修士課程修了(仏文学専攻)、パリ第4大学博士課程修了、博士号取得。関西学院大学商学部助教授、2007年准教授、2010年教授。2004年から「休日だけの趣味」として、『ユリイカ』『ミステリマガジン』などに、少女文学についての評論、文芸時評などを多く執筆している。

文筆業開始以前から句作を行なっており、「帽子」はもともと俳号として使っていたものであった。2011年に俳人の堀本裕樹とともに俳句ユニット「千堀」を結成し、『日経ビジネスアソシエ』『日経ビジネスオンライン』で投句コーナー「飛び込め! かわずくん」の連載を開始。堀本裕樹、長嶋有米光一成とともに公開句会「東京マッハ」を開くなど、俳人としての活動が増えているが、本来のメインはあくまで小説の評論である[要出典]

著書

  • 文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。』河出書房新社 2006
  • 『文學少女の友』青土社 2007
  • 『世界小娘文學全集 文藝ガーリッシュ 舶来篇』河出書房新社 2009
  • 『読まず嫌い。』角川書店 2009
  • 『俳句いきなり入門』NHK出版新書 2012
  • 『人はなぜ物語を求めるのか』ちくまプリマー新書 2017
  • 『物語は人生を救うのか』ちくまプリマー新書 2019

編纂

  • 『富士山』角川文庫 2013 
  • 『夏休み』角川文庫 2014 
  • 『オリンピック』角川文庫 2016

翻訳

  • マリー=ロール・ライアン『可能世界・人工知能・物語理論』岩松正洋訳 「叢書・記号学的実践」水声社 2006
  • トマス・パヴェル『小説列伝』千野帽子訳 水声社 2024

  1. ^ 日本近代文学会関西支部編『村上春樹と小説の現在』和泉書院、2011「まえがき」
  2. ^ 2011年1月時点の会員名簿




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