宴のあととは? わかりやすく解説

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宴のあと

作者大沢久美子

収載図書風の女
出版社日本随筆家協会
刊行年月1986.9
シリーズ名純文学新鋭叢書


宴のあと

作者凌叔

収載図書笑い共和国中国ユーモア文学傑作選
出版社白水社
刊行年月1992.6
シリーズ名白水Uブックス


宴のあと

作者三島由紀夫

収載図書決定版 三島由紀夫全集 8 長編小説
出版社新潮社
刊行年月2001.7


宴のあと

作者村上ライチ

収載図書作品No.3 そして音楽流れてゆく
出版社新風舎
刊行年月2006.5


宴のあと

読み方:ウタゲノアト(utagenoato)

作者 三島由紀夫

初出 昭和35年

ジャンル 小説


宴のあと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 05:47 UTC 版)

宴のあと』(うたげのあと)は、三島由紀夫長編小説。全19章から成る。高級料亭般若苑」の女将・畔上輝井と、元外務大臣東京都知事候補の有田八郎をモデルにした作品である[1][2]。ヒロイン・かづの行動的な熱情を描き、理知的な知識人の政治理想主義よりも、夫のためなら選挙違反も裏切りもやってのける愛情と情熱で、一見政治思想とは無縁で民衆的で無学なかづの方が現実を動かし政治的であったという皮肉と対比が鮮やかに表現されている[2][3][4]


注釈

  1. ^ ちなみに、この年度の第1位作品はナタリー・サロートの『黄金の果実』であった[5]

出典

  1. ^ a b c d e f g 松本鶴雄「宴のあと」(事典 2000, pp. 30–32)
  2. ^ a b c d e f 「第四章 著名人の時代」(佐藤 2006, pp. 110–143)
  3. ^ a b c d e f 西尾幹二「解説」(宴・文庫 1989, pp. 231–237)
  4. ^ a b c d e 「第八章 永劫回帰輪廻――『宴のあと』その他――」(野口 1968, pp. 193–220)
  5. ^ a b 「年譜――昭和39年5月4日」(42巻 2005, p. 264)
  6. ^ 井上隆史「作品目録――昭和35年」(42巻 2005, pp. 422–424)
  7. ^ a b 山中剛史「著書目録――目次」(42巻 2005, pp. 540–561)
  8. ^ a b c 田中美代子「解題――宴のあと」8巻 2001
  9. ^ 久保田裕子「三島由紀夫翻訳書目」(事典 2000, pp. 695–729)
  10. ^ 「帯評」(三島由紀夫『宴のあと』新潮社、1960年11月)。42巻 2005, p. 585
  11. ^ a b ドナルド・キーン「私の好きな三島作品」三島由紀夫文学館
  12. ^ a b c 林房雄との対談『対話・日本人論』(番町書房、1966年10月。夏目書房、2002年3月増補再刊)。39巻 2004, pp. 554–682に所収
  13. ^ 小林 1998
  14. ^ 有元伸子「〈プライバシー裁判〉はなにを語るか――『宴のあと』にみる小説とモデルの関係――」(論集II 2001, pp. 101–115)
  15. ^ a b c d e f g 川嶋至「三島由紀夫『宴のあと』」(季刊藝術 1976年秋39号)。「プライバシーの侵害 VI――三島由紀夫『宴のあと』」として川嶋 1987, pp. 205–251に所収
  16. ^ a b 「第四章 時計と日本刀」(猪瀬 1999, pp. 321–449)
  17. ^ 「コメント」(朝日新聞 1961年3月14日号)。小林 1998, p. 47
  18. ^ ドナルド・キーン宛ての書簡」(昭和36年3月16日付)。ドナルド書簡 2001, pp. 77–81、38巻 2004, pp. 366–370に所収
  19. ^ 「『題未定』――新連載予告」(中央公論 1959年12月号)。31巻 2003, p. 289に所収
  20. ^ a b 三島由紀夫「被告等の積極的主張」(「『宴のあと』事件」判決 東京地方裁判所 判例時報385号、1964年9月28日)
  21. ^ 「宴のあと」事件 第一審判決 損害賠償請求事件(1964年(昭和39年)9月28日)判決
  22. ^ 「ありがたきかな“友人”」(サンデー毎日 1964年12月27日号)。33巻 2003, pp. 220–221に所収
  23. ^ a b 「私だけの問題ではない――小説『宴のあと』判決に抗議する」(週刊朝日 1964年10月9日号)。33巻 2003, pp. 144–147に所収
  24. ^ a b c 「『宴のあと』事件の終末」(毎日新聞夕刊 1966年11月28日号)。34巻 2003, pp. 268–271に所収
  25. ^ 「年譜――昭和41年11月28日」(42巻 2005, p. 286)
  26. ^ 「III 死の栄光――『鏡子の家』から『英霊の聲』へ――二つの事件――脅迫と告訴」(村松 1990, pp. 305–324)
  27. ^ a b c d 古林尚との対談「三島由紀夫 最後の言葉」(図書新聞 1970年12月12日、1971年1月1日号)。(新潮カセット版1989年4月、CD版2002年6月)。古林尚『戦後派作家は語る』(筑摩書房、1971年)、群像18 1990, pp. 205–228、40巻 2004, pp. 739–782に所収
  28. ^ テレビドラマの「このドラマはフィクションです」は、いつから?”. 株式会社フルタイム http://www.fulltime.co.jp/.+2019年1月21日閲覧。
  29. ^ 2010/11/16「このドラマはフィクションです」の始まりはバロム1じゃなかった!”. 2019年1月21日閲覧。
  30. ^ 「映画化になる『宴のあと』」(週刊文春 1961年5月29日号)。研究2 2006, p. 42
  31. ^ 山中剛史「三島映画略説――雑誌、新聞記事から」(研究2 2006, pp. 39–43)
  32. ^ 「第六章 原作映画の世界 幻の映画化企画」(山内 2012, pp. 190–194)
  33. ^ a b c 「第六章 小説に描かれた三島由紀夫――蠱惑する文学と生涯」(岡山 2016, pp. 159–192)




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