月澹荘綺譚
月澹荘綺譚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/21 06:45 UTC 版)
『月澹荘綺譚』(げったんそうきたん)は、三島由紀夫の短編小説。三島がいくつか書いた怪談系統の作品の中の一つとしてみなされることもある[1]。伊豆半島の岬にかつてあった月澹荘という別荘をめぐる40年前の奇怪な物語。夏の岬の自然を背景に、「見つめる目と愛の不能」、「意識と行為の絶対的な溝」という主題を描いている[2]。
- ^ 東雅夫「幽界(ゾルレン)と顕界(ザイン)と」(怪談傑作選 2007, pp. 375–382)
- ^ a b 渡辺広士「解説」(岬・文庫 1978, pp. 325–330)
- ^ 井上隆史「作品目録――昭和40年」(42巻 2005, pp. 438–440)
- ^ a b c d 柳瀬善治「月澹荘綺譚」(事典 2000, pp. 112–114)
- ^ a b 山中剛史「著書目録――目次」(42巻 2005, pp. 540–561)
- ^ 田中美代子「解題――月澹荘綺譚」(20巻 2002, p. 802)
- ^ a b 「あとがき」(『三熊野詣』新潮社、1965年7月)。33巻 2003, pp. 472–473に所収
- ^ 「あとがき」(『目――ある芸術断想』集英社、1965年8月)。芸術断想 1995, pp. 99–101、33巻 2003, pp. 488–489
- ^ 山本健吉「文芸時評」(読売新聞 1965年12月25日号)。山本時評 1969, p. 332に所収。旧事典 1976, p. 139、事典 2000, p. 113
- ^ a b 江藤淳「文芸時評」(朝日新聞 1964年12月23日号)。江藤 1989, pp. 244–247に所収。旧事典 1976, p. 139、事典 2000, p. 113
- ^ 磯田光一「『三熊野詣』書評」(日本読書新聞 1965年9月20日号)。『磯田光一著作集1』(小沢書店、1990年6月)所収。事典 2000, p. 113
- ^ 柳瀬 1996、事典 2000, pp. 113–114
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