月潟の類産ナシ
月潟の類産ナシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 01:47 UTC 版)
月潟の類産ナシ(つきがたのるいさんナシ)は、新潟県新潟市南区大別当(おおべっとう)地区(以前の新潟県西蒲原郡月潟村大別当、2005年3月21日に新潟市に編入合併)に生育するナシの古木である[1][2]。文化年間(1804年 - 1817年)に上総国から「類産」という種のナシの原木を移入したもので、「類産」種はこの1本のみが現存している[1][3]。ナシの大木として、また栽培ナシの古品種を保存する意味で、1941年(昭和16年)に国の天然記念物に指定された[1][3][4]。
注釈
- ^ 阿部源太夫は、旧白根市(2005年3月21日に新潟市に編入合併して消滅、現在は新潟市南区の一部)の出という。
- ^ 2006年11月の時点で、樹高は4.0-5.6m、胸高直径は5.4-7.5cmまで育っている。
- ^ ナシの古品種では、類産ナシの他に「淡雪」(あわゆき・新潟県原産)、「今村秋」(いまむらあき・高知県原産)、大古河(おおこが・岐阜県または新潟県原産)、六月ナシ(ろくがつナシ・群馬県原産)の4種が植栽されている。
出典
- ^ a b c d e f g h i j 月潟の類産ナシ 新潟県公式観光情報サイト にいがた観光ナビ、公益社団法人 新潟県観光協会ウェブサイト、2013年4月6日閲覧。
- ^ a b 県内の天然記念物 1 月潟の類産梨 公益財団法人 新潟県都市緑花センターウェブサイト、2013年4月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 『天然記念物事典』、151頁。
- ^ a b 月潟の類産ナシ 文化遺産データベース(文化庁ウェブサイト)、2013年4月6日閲覧。
- ^ a b c d e 食べる・知る|くだもの JA全農新潟ウェブサイト、2013年4月6日閲覧。
- ^ a b c d e 29 月潟の類産ナシ (PDF) 国指定天然記念物(後継樹)の保存状況 平成18年12月25日現在 独立行政法人森林総合研究所林木育種センターウェブサイト、2013年4月6日閲覧。
- ^ a b c d 皇居東御苑果樹古品種園の整備計画について (PDF) 宮内庁ウェブサイト、2013年4月7日閲覧。
- ^ a b c d e f 『自然紀行 日本の天然記念物』 141頁。
- ^ a b c d e f g h 『日本の天然記念物5 植物III』 43頁。
- ^ ナシ(梨) 季節の話題・トピックス 南日本薬剤センター薬局ウェブサイト、2013年4月7日閲覧。
- ^ a b 新潟の巨木シリーズNo.13【月潟の類産ナシ】 樹木医Dr.ケンイチの日記帳、2013年4月7日閲覧。
- ^ 梨ようかん 新潟県公式観光情報サイト にいがた観光ナビ、公益社団法人 新潟県観光協会ウェブサイト、2013年4月6日閲覧。
- 1 月潟の類産ナシとは
- 2 月潟の類産ナシの概要
- 3 参考文献
- 月潟の類産ナシのページへのリンク