葉隠入門
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『葉隠入門』(はがくれにゅうもん)は、三島由紀夫の評論・随筆。副題は「武士道は生きてゐる」。三島が戦中から折に触れて感銘して読んでいた『葉隠』の魅力をガイドした評論である。三島自身の人生論、道徳観、死生観、文学的思想的自伝としても、種々な読み方のできる書でもある[1]。
注釈
- ^ 「図に当る」の意味は、「正しい目的のために正しく死ぬ」という意味である。
出典
- ^ a b c d e f g h i j 田中美代子「解説」(葉隠 1983, pp. 201–208)
- ^ 井上隆史「作品目録」(42巻 2005, pp. 377–462)
- ^ a b 山中剛史「著書目録――目次」(42巻 2005, pp. 540–561)
- ^ 田中美代子「解題――葉隠入門」(34巻 2003, p. 778)
- ^ 久保田裕子「三島由紀夫翻訳書目」(事典 2000, pp. 695–729)
- ^ 『小説家の休暇』(講談社、1955年11月)。休暇 1982, pp. 7–118、28巻 2003, pp. 553–656、論集I 2006, pp. 109–232
- ^ 林房雄「“三島文学”入門の書」(読売新聞 1967年9月14日号)。事典 2000, pp. 279–280
- ^ 村上兵衛「いかにも三島由紀夫らしい見方」(東京新聞夕刊 1967年10月18日号)。事典 2000, pp. 279–280
- ^ 山本太郎「死と凝視と生の尊厳」(週刊読書人 1967年10月30日号)。事典 2000, pp. 279–280
- ^ a b c 「『葉隠』に隠された孤高の決意」(櫻井 2020, pp. 45–48)
- ^ a b c 「第九章 失われた時への出発―結び・『豊饒の海』にふれて―」(野口 1968, pp. 221–243)
- ^ a b c d 橋川文三「夭折者の禁欲――三島由紀夫について」(『三島由紀夫自選集』集英社、1964年7月)。『増補 日本浪曼派批判序説』(未来社、1965年4月)、橋川 1998, pp. 28–35
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