はがくれ【葉隠】
はがくれ 【葉隠】
葉隠(はがくれ)
「葉隠れに散りとどまれる花のみぞ、しのびし人に逢う心地する」(西行)
これは「武士道とは死ぬことと見つけたり」という葉隠精神とは逆行するように思う人があるかもしれないが「葉隠れに散りとどまれる花」忠誠の真の武士道があり「しのびし人」に耐え忍ぶ本当の葉隠精神があるように思う。
葉隠とは死に急ぎの哲学のように思われているが、葉隠の「死」とはただ自己の生命を断つことでなしに己を捨てて義を立てる精神に徹することであり何としても生き抜いて義を尽くすことがその本義である。葉隠の冒頭に「山の奥よりも土の下よりも、生々世々、御家を守護する心こそ鍋島侍の覚悟であり我等の真髄である」と書いてあるように、御家を守り君に忠を尽すことがその第一義である。
国を思い、君を案ずるならば軽々しく死に急いではならないし、七生までも生まれ変わってその目的を果たす覚悟がなければならない。
葉隠でいう「武士道は朝な夕な死に習い」ということはいかなる些事に関しても死力を尽して当れという心構えの程を教えたものである。葉隠精神が今の世に大きく謳歌されるゆえんのものもまたここにその素因があるのではあるまいか。最近の世相は国もなければ道もない。自分を守るためにはすべての物を犠牲にしてもかまわないという保身の術であり、延命の哲学に墜している。
かかる混迷の世代においてこそ「正義の旗手」をもって任ずる剣道家はすべからく葉隠の精神を体し「世直し運動」の先兵として活躍しなければならない。それが剣道人の使命であり責任である。
葉隠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/30 08:15 UTC 版)
『葉隠』(はがくれ)は、江戸時代中期(1716年ごろ)に書かれた書物。肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述し、それを同藩士田代陣基(つらもと)が筆録しまとめた。全11巻。葉可久礼とも。『葉隠聞書』ともいう。
- ^ a b c d e f 谷口眞子 (2017-03). “読み替えられた「葉隠」 -その刊行と受容の歴史-”. 早稲田大学高等研究所紀要 (早稲田大学高等研究所) 9: 71-83 .
- ^ モーリス・パンゲ、竹内信夫訳 『自死の日本史』ちくま学芸文庫、2011年6月、304 - 頁。
- ^ 安場一平家所蔵『大石内蔵助切腹之図』
- ^ 「江赤見聞記」巻六
- ^ 『葉隠』第七巻
- ^ 赤穂藩の宗家である広島藩浅野家は素行が批判した朱子学を藩学とした。(朱子学以外の素行の古学などの教授は学問所への出入りが禁じられた。)
- ^ 徳間書店刊『葉隠』P51記述より
- ^ a b 山本博文 『殉死の構造』講談社、2008年9月、208-212頁。
- ^ 旧版は「日本の名著17 葉隠」中央公論社
- ^ 旧版は「日本思想大系26 葉隠」相良亨共校訂、岩波書店、1976年
葉隠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 15:29 UTC 版)
「KENSO (プロレスラー)」の記事における「葉隠」の解説
旧名:シャイニングアタック。新日本時代、プエルトリコ遠征で開発したフィニッシュ・ホールド。
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葉隠
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「ラグナロク (小説)」の記事における「葉隠」の解説
弥都に本拠地を置く大陸最大の暗殺者ビルド。代々狗神家の人間がトップの座に就いている。
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葉隠(はがくれ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 00:08 UTC 版)
校内未公認の体育会系親睦団体。朱月会とは一線を画した勢力基盤を築いているようだが、現在詳細は不明。
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葉隠(はがくれ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 04:28 UTC 版)
「我妻さんは俺のヨメ」の記事における「葉隠(はがくれ)」の解説
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葉隠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 04:28 UTC 版)
田中良子(たなか・よしこ) 葉隠のリーダー。にきび顔に細く釣り上った目が特徴的。Fカップはある巨乳。自由奔放に生きるDX団に怒りを覚えBLテロを起こし、その事件が原因で対決する事になる。小松と対戦する際に、デートのような雰囲気になり小松に対し好意を寄せたが、土橋が通りすがった際に一気に想いが冷め小松を殴り反則負け。その後もシルヴィアのホームパーティや、DX団とクリスマスパーティ等に登場する。 藤村美紀(ふじむら・みき) 在床高校2年で葉隠の団員。眼鏡と三つ編みが特徴。歴女であり、特に伊達政宗に対する知識は相当なものである(田中曰く戦国BASARAばかりやってて日本史以外は赤点)。伊東と対戦する際に、伊東の伊達政宗の顔真似に腹を立て、伊東を殴り反則負けをした。実は在床高校新聞部にも在籍し、同人誌発行のため青島と我妻亜衣の交際を学校新聞で暴露する。 伊富蘭(いとう・らん) 在床高校2年で葉隠の団員。ボサボサの前髪で顔が見えないが、素顔は我妻さんやシルヴィアに負けず劣らずの美少女。漫画を描くことが好きだが、葉隠面子にBL本を無理やり書かされ困っている為に青島に相談した。「指輪物語」のようなファンタジーの漫画を描くことが夢。声が小さく、慣れてない人とはまともに会話できないコミュニケーション障害である。漫画では区別しにくいが、黒板に吹き出しでセリフを書くことで普通に話をしているよう表現できる。その後青島に好意を寄せ、クリスマスパーティーでは青島の為にマフラーを手編みで作りプレゼントしたが、想いは実らなかった。我妻亜衣に振られたあと行き掛かりでバレー部のキャプテンになった青島のため、バレー部のマネージャーになり、教室で青島に再び告白し包容・接吻しているところを我妻亜衣に目撃される。我妻亜衣と比べて自分は性格が暗くブスだと認識しているが、負けたくない一心から後を追い、青島の前で青島のことをどう思っているか、我妻亜衣に問い詰める。青島のことを「何とも思ってない」と答えられても気持ちが変わらない青島への気持ちをふっ切るため、その後卒業まで青島のことを「キャプテン」と呼ぶことになる。 10年後の姿 青島と結婚している未来では、青島は漫画家をしている蘭のアシスタントをしている。 結婚が回避された未来では、アニメ化されるほど人気のある漫画家になっていて、亜衣がコミックの大人買いをしている。 実際の10年後では青島が見た未来の通り漫画家になっている。
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葉隠(はがくれ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:35 UTC 版)
セカンド。1番打者。片目で小柄。俊足で身が軽くジャンプ力もあり、内野守備でも活躍。次郎の最初の甲子園大会では、1回戦から登場し、名前が示された。
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「葉隠」の例文・使い方・用例・文例
- 家は木の葉隠れに立つ
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