すべからくとは?

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すべからく

別表記:須く須らく

すべからく(須く)とは、元々は「当然なすべきこと」「ぜひともそうすべきこと」という意味で用いられ、昨今では「全て」「ことごとく」という意味合い用いられることも多い表現

「すべからく」の元々の用法漢文読み下しにおける読み方である。もっぱら助動詞「べし」を伴って「必ず(行う)べきだ」という義務または当然の意味を示した。「必須」の「須」の語義捉えればよい。

昨今では必ずしも義務・当然の意味が伴うとは限らず、「例外なく全員全体」を指すような意味合い表現として用いられることが多々ある。これは本来の意味用法とは違っており、したがって誤用といえるが、世間的認識はこの誤用の方がむしろ一般的となりつつある。

すべからくの用例

すべから‐く【須く】

[副]動詞「す」に推量の助動詞「べし」の付いた「すべし」のク語法から。漢文訓読による語》多くは下に「べし」を伴って、ある事をぜひともしなければならないという気持ちを表す。当然。ぜひとも。「学生は須く学問本分すべきである

[補説] 文化庁発表した平成22年度「国語に関する世論調査」では、「学生はすべからく勉学に励むべきだ」を、本来の意味とされる「当然、ぜひとも」で使う人が41.2パーセント、本来の意味ではない「すべて、皆」で使う人が38.5パーセントという結果が出ている。


すべから‐く【須━・応━】

〔副〕 (サ変動詞「す」に推量の助動詞「べし」の補助活用「べかり」のついた「すべかり」のク語法多く下に推量の助動詞「べし」を伴って用いる) 当然なすべきこととして。本来ならば。

四分律行事鈔平安初期点(850頃)「若し犯過比丘尼須(スベカラク)治す応き者あらば、一月両月苦使せしめよ」

徒然草1331頃)二一七「徳をつかんと思はば、すべからく、まづその心づかひを修行すべし」

[語誌](1)「須」を訓読する際に生じた語。中古初期には単に「べし」とだけ読まれることが多かったので用例少ないが、中期以後盛んに用いられるようになった。「べし」のほか、「む」や命令表現再読する例もみられる。
(2)中古後期古記録では「須…、而(然而)…」(スベカラクベシシカルニシカレドモ)や「雖須…」(スベカラク…トイヘドモ)のように、下に逆接で続く用例が多い。これは、「本来、当然…であるべきところだが」という文脈用いられた平安鎌倉期古記録特有の語法思われる


すべからく

出典:『Wiktionary』 (2018/07/01 16:56 UTC 版)

副詞

すべからく【須(ら)く】

  1. 義務の意味の動詞呼応して)必ず。是非とも。
  2. 語義1の転義で、義務以外の述語とともに用いられ、しばしば誤用とされる。)のがれることなく。必ず実行実現なくてはならないことは。
  3. 通常誤用とされる)すべて。ことごとく

語源


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