不即不離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/24 15:16 UTC 版)
不即不離(ふそくふり)は、仏教からの概念。
概要
二つのものの関係を表し、それはその二つのものは強く結び付いてはいないが、離れ過ぎてもいないような関係である[1]。これらは付かず離れずという関係である。それぞれは独自性を生かしながら共存できているような関係である[2]。これを人間関係で表すならば、君子の交わりのような淡白な関係となる[3]。
仏教
これは仏教から来た概念であり、二つの概念が存在していようとも、この二つの関係は相反することがないという微妙な関係を表す[4]。これは仏教では迷いと悟りの関係性などを表す際に用いられていた。迷いと悟りというのは相反するようであるものの、実際は全く異なるものではなく、迷いが存在しているからこそ悟りが存在しているという複雑な関係であるとされる[5]。これは禅での概念である。暑さと涼しさの関係もこれに該当する[6]。石頭希遷による禅の概念であった[7]。馬祖道一の禅を否定するという概念であった。馬祖道一による自らが仏と一体になるという教えを否定して、そう簡単に本来の心と現実の心は一つにはならず、本来の自己と現実の自己は、二にして一、一にして二としていたのであった[8]。
脚注
- ↑ 日本国語大辞典,四字熟語を知る辞典, デジタル大辞泉,精選版. “不即不離(フソクフリ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年5月10日閲覧。
- ↑ “不即不離 | スピーチに役立つ四字熟語辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス”. 情報・知識&オピニオン imidas. 2026年5月10日閲覧。
- ↑ “不即不離”. 2026年5月10日閲覧。
- ↑ “No.1808【不即不離】フソクフリ|今日の四字熟語・故事成語|福島みんなのNEWS - 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事”. fukushima-net.com. 2026年5月10日閲覧。
- ↑ “「不即不離」の意味とは?使い方から英語や類語や対義語まで例文付きで – スッキリ” (2022年2月4日). 2026年5月10日閲覧。
- ↑ “夏涼の法 ~不即不離~”. 妙心寺. 2026年5月10日閲覧。
- ↑ 『語録の思想史/小川 隆|人文・社会科学書 - 岩波書店』。
- ↑ 円覚寺 (2021年1月24日). “二にして一、一にして二 | 臨済宗大本山 円覚寺”. 臨済宗大本山 円覚寺. 2026年5月10日閲覧。
「不即不離」の例文・使い方・用例・文例
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