逢う

実用日本語表現辞典

逢う

逢う（あう）とは、人と人が同じ場所で顔を合わせる行為を指す言葉である。これは、計画的に時間と場所を決めて行う「約束して逢う」や、偶然に同じ場所に居合わせる「偶然逢う」など、様々な状況で用いられる。また、逢うは人間関係を深めるための重要なコミュニケーション手段であり、対面での会話や表情のやり取りを通じて、相手の感情や意図を理解することが可能となる。また、「会う」という表現もあるが、こちらは一般的な人同士の対面に使われるのに対し、「逢う」はロマンチックな意味合いで使われることが多い。

（2023年10月26日更新）

デジタル大辞泉

あ・う〔あふ〕【会う／遭う／^▽遇う／^×逢う】

読み方：あう

［動ワ五（ハ四）］《「合う」と同語源》

１ （会う・逢う）

㋐互いに顔を向かい合わせる。場所を決めて対面する。「客に—・う」「明日、いつもの場所で—・おう」

㋑たまたま人と出あう。「駅でばったり知人と—・った」

２ （遭う・遇う）好ましくないことに出あう。「事故に—・う」「強い反対に—・う」

３ 立ち向かう。戦う。「決勝戦で—・うチームは強敵だ」

４ ある時期にめぐりあう。

「天地(あめつち)の栄ゆる時に—・へらく思へば」〈万・九九六〉

５ 夫婦になる。

「この世の人は男は女に—・ふことをす」〈竹取〉

６ 対する。向かう。

「傍(かたへ)（＝カタワラノ人）に—・ひて、御子はおはすやと問ひしに」〈徒然・一四二〉

[可能] あえる

短編小説作品名辞典

逢う―地球の裏側の一夜

作者田中光二

収載図書甘い声―肉の物語
出版社祥伝社
刊行年月1992.4
シリーズ名ノン・ポシェット

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

逢う

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 07:21 UTC 版)

和語の漢字表記

逢う（あう）

1. あう　参照

Weblio日本語例文用例辞書

「逢う」の例文・使い方・用例・文例

• また逢う日まであなたはお元気でいてください。
• 私はまたあなたに逢う日を楽しみにしています。
• 逢うは別れの始め。
• 逢うて嬉しや
• 逢うて別れが
• 借金を催促されるかと思って彼に逢う度ごとにひやひやする
• 彼とは食事の時に逢うだけだ
• 風波の難に逢う
• 不虞の災難に逢う
• 踏んだり蹴ったりの目に逢う
• 不測の禍に逢う
• にわか雨に逢う
• 霜に逢うと花が萎縮する
• 女難に逢う
• おいはぎに逢う
• 折々彼に逢う
• 雷雨に逢う
• どんな目に逢う
• 見つかるとひどい目に逢うぞ
• （これだけ働いて何の報酬も無いとは）ひどい目に逢うものだ