安保闘争とは? わかりやすく解説

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あんぽ‐とうそう〔‐トウサウ〕【安保闘争】


安保闘争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 09:38 UTC 版)

安保闘争(あんぽとうそう)は、1959年昭和34年)から1960年(昭和35年)、1970年(昭和45年)の2度にわたり日本で行われた日米新安全保障条約(安保改定)締結に反対する国会議員労働者や学生、市民及び批准そのものに反対する左翼新左翼の運動家が参加した反政府、反米運動とそれに伴う大規模デモ運動である。自由民主党など政権側からは「安保騒動[1]とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ トロツキー支持者とはかぎらず、共産党と敵対する左翼全般への非難用語としても使われた。ニセ「左翼」暴力集団も参照。
  2. ^ 赤城防衛庁長官は後に、テレビ番組出演中に当時の状況をこう語った。
    仕方なく辞表を懐にして行ったよ。部隊を出す以上勝たなければならないが、それには銃を使用しなければならない。しかし治安を悪化させる暴力集団である全学連といえども国の若者である。国軍に国民を撃てとは私には命じられない。だから出動を命じられれば、辞表を出す他なかった。だって、軍人たちに聞いたら、素手で出したのでは勝てる自信がないって云うんだもの
  3. ^ 前回比2議席増ながら、議席率64.2%は2017年現在も自民党の最高記録である。
  4. ^ この“現実路線”転換が原因で、社民党は支持率を一気に落とし、2017年現在は政党としての存続が危ぶまれる勢力になっている
  5. ^ アメリカが武力行使への支援つまり戦地への自衛隊派兵を求めた場合、専守防衛政策に違反しても日本は拒否出来ない。

出典

  1. ^ 党のあゆみ 第3代 岸 信介 岸総裁時代 - 自由民主党
  2. ^ 60年総選挙は自民党の圧勝、勝因は?(1960年安保と2015年安保②)”. 選挙ドットコム (2015年9月19日). 2023年1月16日閲覧。
  3. ^ 以上は「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」より
  4. ^ コワレンコ『対日工作の回想』P.136 文藝春秋 1996年
  5. ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、144頁。ISBN 9784816922749 
  6. ^ 『潮』2008年1月号「池田大作の軌跡」編纂委員会『平和と文化の大城 池田大作の軌跡』「公明党を創立(下)」
  7. ^ 「声なき声」はどんな声?”. 西日本新聞ニュース (2018年1月22日). 2021年3月28日閲覧。
  8. ^ 石橋文登、加納宏幸、峯匡孝、杉本康士、花房壮 (2015年5月9日). “【安保改定の真実(7)】先鋭化する社会党「米帝は日中の敵!」 5・19強行採決で事態一転…牧歌的デモじわり過激化 そして犠牲者が”. 産経新聞. http://www.sankei.com/premium/news/150509/prm1505090021-n7.html 2015年8月17日閲覧。 
  9. ^ 主催側 警視庁 食い違うデモ人数なぜ 2012年8月4日 東京新聞朝刊 アーカイブ 2012年8月5日 - ウェイバックマシン
  10. ^ 「渡邉恒雄回顧録」、中央公論新社
  11. ^ 立花隆『田中角栄研究 全記録』、1982年 講談社文庫(上・下)
  12. ^ 日米安保条約および歯舞・色丹返還の条件に関する情文局長談話 (外務省情報文化局長・近藤晋一)”. 東京大学東洋文化研究所田中明彦研究室). 2016年11月23日閲覧。
  13. ^ 石橋文登、加納宏幸、峯匡孝、杉本康士、花房壮 (2015年5月16日). “【安保改定の真実(4)】暗躍するソ連のKGB 誓約引揚者を通じて各界で反米工作 岸内閣を“核”で恫喝”. 産経新聞. http://www.sankei.com/premium/print/150506/prm1505060032-c.html 2015年8月17日閲覧。 
  14. ^ 新聞報道が世論に与える影響を考える ~国民が重要な判断を迫られる事象を新聞はどう報道したか~ (PDF) 田中順子法政大学講師)
  15. ^ オスプレイの普天間基地配備 産経新聞「賛成」 MediaWatchJapan アーカイブ 2015年2月15日 - ウェイバックマシン
  16. ^ オスプレイの普天間基地配備 読売新聞「賛成」 MediaWatchJapan アーカイブ 2015年2月15日 - ウェイバックマシン
  17. ^ オスプレイの普天間基地配備 朝日新聞「反対」 mediawatchjapan.com アーカイブ 2015年2月15日 - ウェイバックマシン
  18. ^ オスプレイの普天間基地配備 毎日新聞「反対」 MediaWatchJapan アーカイブ 2015年2月15日 - ウェイバックマシン アーカイブ 2015年2月15日 - ウェイバックマシン
  19. ^ オスプレイの普天間基地配備 中日新聞「反対」 MediaWatchJapan アーカイブ 2015年2月15日 - ウェイバックマシン
  20. ^ 普天間基地の辺野古移設 産経新聞「賛成」 MediaWatchJapan アーカイブ 2015年2月12日 - ウェイバックマシン
  21. ^ 普天間基地の辺野古移設 読売新聞「賛成」 mediawatchjapan.com アーカイブ 2015年2月12日 - ウェイバックマシン
  22. ^ 普天間基地の辺野古移設 朝日新聞「反対」 MediaWatchJapan アーカイブ 2015年2月11日 - ウェイバックマシン
  23. ^ 普天間基地の辺野古移設 毎日新聞「反対」 MediaWatchJapan アーカイブ 2015年2月11日 - ウェイバックマシン アーカイブ 2015年2月11日 - ウェイバックマシン
  24. ^ 普天間基地の辺野古移設 中日新聞「反対」 MediaWatchJapan アーカイブ 2015年2月11日 - ウェイバックマシン
  25. ^ 日本の集団的自衛権の行使容認を歓迎=米政府 ウォール・ストリート・ジャーナル
  26. ^ [共同通信の支局・支社は地方新聞社の本社内にあることが多い(東京支社は共同通信社本社内、函館・旭川・釧路支局は北海道新聞社の各支社内にある)] 共同通信の項目、2015年2月25日閲覧。
  27. ^ 「新聞社の社説にも共同は大きな影響力を与えている。あくまで参考資料という扱いだが、社説の元になる記事についても共同は配信しており、そのまま使うことだって可能だ。現にそれぞれの社の社説原稿の枠(行数)にあわせて共同の原稿を下敷きにリライトしながら新聞社の主張が掲載されることは珍しくない。これは、共同よりも地方紙の見識が問われる事態なのだろうが、全国ニュースのニュース素材について取材の足場や機会が乏しい地方新聞にとっては社説に至るまで共同なしには成り立たないようである。」読者が知らない共同通信の強大な影響力産経新聞記者・「正論」編集部員 安藤慶太)
  28. ^ 6月3日付 集団的自衛権容認に賛否、憲法記念日の各紙社説 ~在京紙二分、反対目立つ地方紙~ 日本新聞協会
  29. ^ ブロック紙、地方紙は「民意尊重」が圧倒―沖縄知事選の社説 美浦克教ブログ「ニュース・ワーカー2」
  30. ^ 戦後民主主義, 2021 & p=96,97.
  31. ^ 竹内 2012, p. 336.
  32. ^ SEALDsの「仮面」を剥ぐ[リンク切れ]
  33. ^ 安保で紛争校急増し47校に『朝日新聞』1970年(昭和45年)6月17日朝刊 12版 22面
  34. ^ 『私の後藤田正晴』編纂委員会, ed (2007). 私の後藤田正晴. 講談社. p. 272 
  35. ^ 法大など10ヵ所捜索 火炎ビン・投石事件『朝日新聞』1970年(昭和45年)6月26日夕刊 3版 11面
  36. ^ 第一章 “80年安保”とその裏面 - [著外山恒一(イースト・プレス刊行『全共闘以後』)
  37. ^ 青いムーブメント(5) (ファシズムへの誘惑・ブログ)
  38. ^ SEALDsの敗北とは何だったのか 15年安保に感じた「甘さ」 | 毎日新聞


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