豊饒の海

デジタル大辞泉

ほうじょうのうみ〔ホウゼウのうみ〕【豊饒の海】

読み方：ほうじょうのうみ

三島由紀夫の長編小説。「浜松中納言物語」をモチーフとする輪廻転生の物語。「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の4部からなる。昭和40年（1965）9月から昭和46年（1971）1月まで「新潮」誌に連載。著者は最終原稿の入稿日に割腹自殺し、本作が遺作となった。

近代文学作品名辞典

豊饒の海

読み方：ホウジョウノウミ（ｈｏｕｊｏｕｎｏｕｍｉ）

作者 三島由紀夫

初出 昭和40~46年

ジャンル 小説

ウィキペディア

豊饒の海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/09/10 03:27 UTC 版)

『豊饒の海』（ほうじょうのうみ）は、三島由紀夫の最後の長編小説。『浜松中納言物語』を典拠とした夢と転生の物語で、『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の全4巻から成る。最後に三島が目指した「世界解釈の小説」「究極の小説」である。予定より早い最終回で了となる最終巻の入稿日に三島は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺した（三島事件）。

ウィキペディア小見出し辞書

豊饒の海（三島由紀夫）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/12 18:35 UTC 版)

「旧皇族」の記事における「豊饒の海（三島由紀夫）」の解説

第1巻『春の雪』に、「春日宮（かすがのみや）」「洞院宮（とういんのみや）」が登場する。