石井ふく子
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石井 ふく子(いしい ふくこ、1926年〈大正15年〉9月1日 - )は、日本のテレビプロデューサー、舞台演出家。東京府東京市下谷区[1]池の端[3](現・東京都台東区下谷池之端)出身。元TBSテレビプロデューサー。
注釈
- ^ 経緯は読売新聞・2015年1月29日付け朝刊に掲載されたインタビュー記事「時代の証言者」で述べている。父の死後、相続税の支払いに大金が必要となり、他局でプロデューサーを務めようとするもTBSの社長に怒られたが、大金が必要だと説明するとTBSが用立てることになった。社員に大金を貸与することは難しく、退社後にTBSの専属になり多額の契約金を受け取る経緯とした。大金を前渡しするために「退職+専属契約」とした。
- ^ 女優。後に船越英二と結婚し、船越英一郎の母となる。
- ^ 戦後の混乱期で親から小遣いをもらえない石井のために、裕見子は東映の女優として得たギャラの中から小遣いをくれた。このことは、石井にとって今(2022年)も「一生の恩」としている[5]。
- ^ 実際には当初、歌舞伎町の営業所で庶務として採用されたが、ほどなくして視察に来た本社社長が“石井が元女優”と知ったことで、銀座の本社宣伝部に配置換えとなった。
- ^ 川口松太郎原作の『人情馬鹿物語』を単発で放送した所、好評だったことからレギュラー化が決定し、当初の俳優の数では足りなくなった。
- ^ 当時の俳優たちの多くが映画会社所属だったため、石井は松竹などの配給会社に訪れた。そこで「一人でもいいのでラジオ番組に貸してください。その代わり封切りの作品をラジオで宣伝させてもらいます」と頼んだ
- ^ 社長から「君の才能はテレビで伸びるかもしれない。うちの会社とテレビの仕事掛け持ちでやってみろ」と背中を押された[5]。
- ^ 俳優たちに撮影の合図を出す役で、現場スタッフの中の一番下っ端が担当する仕事とされる。
- ^ 石井は後年、「平岩さんの小説を読んで『あんなに美しいセリフを書ける方はいない』って惚れちゃったんです。橋田(壽賀子)さんは構成がすごく上手い方なんですけど、平岩さんにはまた別の才能を感じました。それで平岩さんに『シナリオを書いてみませんか?先生なら書けると思います』と伝えました」と回想している
- ^ 当時の日曜劇場は1時間の単発ドラマ枠で、本ドラマは年に2、3回のペースで15年間に渡り放送された。(詳しくは『女と味噌汁』を参照)
- ^ 井上順と一緒に出演した。
- ^ 高峰秀子が演じた。
- ^ 原節子演じる女性記者の後輩社員。
出典
- ^ a b “Ms Wendy in This Month 注目の人 プロデューサー/石井ふく子さん”. 月刊ウェンディ(Wendy). 合人社グループ出版局 (2011年4月15日). 2021年11月4日閲覧。《→アーカイブ;→PDF版(PP.1 - 2)》
- ^ a b “石井ふく子さん、「最多舞台演出本数」で自身3つ目ギネス記録(全2頁中2頁目)”. SANSPO.COM(サンスポ). (2015年8月30日) 2015年9月6日閲覧。《→アーカイブ(P1・P2)》
- ^ 池田理代子、宮城まり子、石垣綾子ほか『わたしの少女時代』岩波書店〈岩波ジュニア新書 3〉1980年、130頁。
- ^ [1]「東京文化学園」(後の新渡戸文化学園)の2001年頃のウェブサイトより。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 週刊文春2022年3月17日号・阿川佐和子の「この人に会いたい」・石井ふく子p114-119
- ^ a b c 石井ふく子著「想い出かくれんぼ」1993年・集英社
- ^ 「石井ふく子被告脱税で有罪判決」1997年7月15日 福井新聞 朝刊
- ^ 東京地方裁判所 平成9年(特わ)633号 判決
- ^ 『官報』第2922号10-11頁 平成12年7月31日号
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “84歳の今も現役プロデューサー。『人に恵まれる日』に生んでくれた母に感謝です”. マンション生活情報「Wendy-Net」の記事 (2012年8月16日). 2021年4月24日閲覧。
- ^ a b 橋田壽賀子(1)夫の死 肺がん 病名明かさず 唯一の家族失い天涯孤独 私の履歴書 - 日本経済新聞 2019年5月1日
- ^ 池田理代子、宮城まり子、石垣綾子ほか『わたしの少女時代』岩波書店〈岩波ジュニア新書 3〉1980年、140頁。
- ^ 放送日などはWikipedia日本語版「肝っ玉かあさん」を参照。
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:000789
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:000905
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:003060
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:003061
- ^ 横浜市にある放送ライブラリーでは、第一回「結納の日」(1980年4月24日放送分)の閲覧が可能である。 放送ライブラリー 番組ID:0003984*
- ^ 第3シリーズは井上靖央がプロデューサーを担当。詳細は放送ライブラリー 番組ID:010011を参照。
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:008511
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:008536
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:011458
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:016603(最終回のみ放送ライブラリー 番組ID:016604)
- ^ 放送ライブラリー 番組ID:202813(最終回のみ放送ライブラリー 番組ID:202814)
- ^ “宮崎あおい、石井ふく子さんと2年ぶりタッグ…TBS系新春ドラマ「あしたの家族」主演”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年11月1日) 2019年11月1日閲覧。
- ^ http://www.ints.co.jp/hanayome2016/
- ^ “一路真輝と西郷輝彦がいたわり合う父娘に「君はどこにいるの」演出は石井ふく子”. ステージナタリー. (2016年9月22日) 2016年9月23日閲覧。
- ^ “石井ふく子さん、テレビで初めて語る。「家族のようだった」橋田壽賀子さんとの60年”. テレ朝POST. (2021年9月8日) 2021年9月9日閲覧。
- ^ 【追悼2015】女優・原節子さん 最期まで貫いた伝説 生涯独身 隠とん生活 スポーツ報知 2015年12月30日
- ^ “第8回ギャラクシー賞受賞作品”. 放送批評懇談会. 2014年11月13日閲覧。
- ^ “歴代受賞者”. 日本女性放送者懇談会 SJWRT. 2016年6月21日閲覧。
- ^ 『東京都広報』第17671号17・18頁 令和4年10月3日号
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- 2 石井ふく子の概要
- 3 人物
- 4 作品
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