田丸美寿々
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田丸 美寿々(たまる みすず、1952年(昭和27年)7月1日 - )は、日本のニュースキャスター、テレビ・アナウンサーである。日本ニュース時事能力検定協会理事、早稲田大学大学院政治学研究科非常勤講師[出典 1]。身長163cm[3]。
注釈
- ^ 田丸自身「そもそも当時はまだ女性キャスターそのものがなかったですから」と述べている[12]。佐藤正志は「田丸さんは、女性ジャーナリストとして道を切り開き、テレビジャーナリズムの基盤を作ってこられた」と評している[11]。
- ^ 田丸を「美人アナ」と形容した記事は『週刊平凡』1981年4月2日号(「田丸美寿々vs頼近美津子 おふたりとも名前に"美"がつくだけあってルックスも満点。その美人アナふたりの華麗なる女の戦いが始まる…」[7])、『報知新聞』1982年6月11日付(フジテレビの美人アナ、田丸美寿々が初めて他局の番組にゲスト出演する…[5])。『週刊宝石』1982年10月29日号(「なぜか、そろって名前に"美"がつく3美人アナ。実力勝負の田丸、オーソドックスな頼近、ハチャメチャぶりで人気の山村が三者三様の大活躍…」[23]などに見られる。和田アキ子は1983年の著書『和田アキ子だ 文句あっか!』で、女性アナウンサーの美人化、タレント化について、田丸をその嚆矢として言及している[22]。
- ^ フジテレビアナウンス部は、正式には『解説放送室』という報道部の直轄だった(週刊ポスト2009年7月31日号 46頁。
- ^ 1981年1月にフジテレビが頼近をフジテレビ初の女性の正社員として迎えられたことを機に、田丸たち女子アナなど社内の契約社員たちが全員、正社員になった[15]。
- ^ もっとも、日本テレビでは青尾幸や小池裕美子、石川牧子など田丸の前から夕方のニュースでキャスターを務めた女性もおり、業界全体で田丸が明確に"第1号"と言えるかは不透明である。
- ^ この年、千葉大女医殺人事件などで田丸がレポーターとしての本領を発揮し、視聴率は10%を超えて同時間帯民放番組のトップに躍り出ていた[42]。
- ^ 美里との不倫は発覚した際に、『おはよう!ナイスデイ』のスタッフから陰に陽に精神的な圧迫を受け、番組スタッフとの信頼関係が失われた、その元凶は宇留田俊夫プロデューサーです、とマスメディアにぶちまけていた[41]。「私の結婚に関して、意図的としか思えない情報の流布など、結婚の妨害工作があったんです。その方とはもう一緒にやっていけない。それは一緒に続けろという会社の方針に相反するのだから、会社を辞めることにしたんです」と話した[42]。妨害工作について具体的には会見で話さなかったが、芸能誌では「宇留田俊夫プロデューサーが『番組のイメージダウンにつながるから、離婚を成立させてから知り合ったという風に発表してくれ』と私たちの結婚問題に干渉してきた」などと話した[42]。「プロデューサー以外のスタッフとの軋轢はまったくない」と話したが、プロデューサーを含むスタッフとの間に溝を深め、修復できない所までいったのではないかと評せられた[42]。美里泰伸はメディアに対して「宇留田は許せない。結婚は人権です。守らなければいけない。男を飛ばして仕事を取るか…そういうところまで美寿々は追い込まれていたんだ。われわれのイメージダウンにつながることをマスメディアに流すヤツです。ぼくは彼を名誉棄損で訴える気持ちもあるんだ」などとぶちまけた[41]。
出典
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- ^ a b 山際淳司「ヒューマンウォッチング人間観察誌No.38 美人レポーター、突撃の春 田丸美寿々」『週刊サンケイ』1982年4月15日号、50-53頁
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- ^ a b 各局渡り歩いた…田丸美寿々「報道特集」降板のワケ - 芸能 - ZAKZAK
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- ^ a b c d e 逸見政孝氏 田丸美寿々を「20年に一人の逸材」と語っていた(NEWSポストセブン)、日本初の女子アナ 1年で退社し9年後年下男性と心中した(NEWSポストセブン)
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- ^ ニュースキャスター田丸美寿々: 紀伊國屋書店BookWeb
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- ^ 週刊朝日」1981年2月13日号、35頁
- ^ 佐藤孝吉『僕がテレビ屋サトーですー名物ディレクター奮戦記』文藝春秋、2004年、312-317頁、「週刊朝日」1981年8月24日号、43頁
- ^ a b c d e f g 「Special Report 『おはよう!ナイスデイ』(フジTV)で本音のレポートがまたまた一騒動おこして…… 田丸美寿々が天真爛漫に大反省させられた」『週刊明星』1982年6月10日号、集英社、83頁。
- ^ a b c 幕は降りたのだろうか – マリコ書房 - 林真理子YouTubeチャンネル
- ^ a b c 離婚を認めた田丸美寿々が怒りの猛反論を展開した「ホテル密会不倫」/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
- ^ a b c 「美里美寿々のページ "充電期間"を前にして」『噂の眞相』1983年4月号、噂の眞相、113頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 「ドキュメント2・2 田丸vsフジTV 美里泰伸さんと婚約中の田丸美寿々 フジTV退社で見せた凄まじい女の怨念! 売ったケンカ? 売られたケンカ? 結婚を巡って大紛糾!」『週刊平凡』1983年2月17日号、平凡出版、28–31頁。
- ^ a b c d e f g 「サンデー毎日」1983年2月20日号、163-164頁
- ^ 田丸美寿々さん報道特集降板 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
- ^ 鳥越俊太郎氏 共演した田丸美寿々アナに殺意を覚えた思い出(NEWSポストセブン), 鳥越俊太郎氏、『ザ・スクープ』で共演した田丸美寿々に「殺意を覚えた」と告白
- ^ a b 田丸美寿々の「降板」で『報道特集』に不協和音 - 現代ビジネス
- ^ 「婦人公論」2003年2月7日号
- ^ a b c d “他局ゲストに緊張田丸さん 坂田明と広島気質語る テレビ朝日『鉄矢のにっぽん…』”. 報知新聞 (報知新聞社): p. 15. (1982年6月26日)
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出典(リンク)
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- 1 田丸美寿々とは
- 2 田丸美寿々の概要
- 3 エピソード
- 4 著書
- 5 脚注
田丸美寿々(声:一城みゆ希)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 14:58 UTC 版)
「きょうふのキョーちゃん」の記事における「田丸美寿々(声:一城みゆ希)」の解説
子供であるシンイチに難解な政治議論を振るなど、ズレたところがある。キョーちゃんに胸を揉まれ、最後は昇天して倒れていた。
※この「田丸美寿々(声:一城みゆ希)」の解説は、「きょうふのキョーちゃん」の解説の一部です。
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