田丸美寿々とは? わかりやすく解説

田丸美寿々

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 02:04 UTC 版)

田丸 美寿々(たまる みすず、1952年(昭和27年)7月1日 - )は、日本ニュースキャスター、テレビ・アナウンサーである。日本ニュース時事能力検定協会理事、早稲田大学大学院政治学研究科非常勤講師[出典 1]。身長163cm[3]


注釈

  1. ^ 田丸自身「そもそも当時はまだ女性キャスターそのものがなかったですから」と述べている[12]佐藤正志は「田丸さんは、女性ジャーナリストとして道を切り開き、テレビジャーナリズムの基盤を作ってこられた」と評している[11]
  2. ^ 田丸を「美人アナ」と形容した記事は『週刊平凡』1981年4月2日号(「田丸美寿々vs頼近美津子 おふたりとも名前に"美"がつくだけあってルックスも満点。その美人アナふたりの華麗なる女の戦いが始まる…」[7])、『報知新聞』1982年6月11日付(フジテレビの美人アナ、田丸美寿々が初めて他局の番組にゲスト出演する…[5])。『週刊宝石』1982年10月29日号(「なぜか、そろって名前に"美"がつく3美人アナ。実力勝負の田丸、オーソドックスな頼近、ハチャメチャぶりで人気の山村が三者三様の大活躍…」[23]などに見られる。和田アキ子は1983年の著書『和田アキ子だ 文句あっか!』で、女性アナウンサーの美人化、タレント化について、田丸をその嚆矢として言及している[22]
  3. ^ フジテレビアナウンス部は、正式には『解説放送室』という報道部の直轄だった(週刊ポスト2009年7月31日号 46頁。
  4. ^ 1981年1月にフジテレビが頼近をフジテレビ初の女性の正社員として迎えられたことを機に、田丸たち女子アナなど社内の契約社員たちが全員、正社員になった[15]
  5. ^ もっとも、日本テレビでは青尾幸小池裕美子石川牧子など田丸の前から夕方のニュースでキャスターを務めた女性もおり、業界全体で田丸が明確に"第1号"と言えるかは不透明である。
  6. ^ この年、千葉大女医殺人事件などで田丸がレポーターとしての本領を発揮し、視聴率は10%を超えて同時間帯民放番組のトップに躍り出ていた[42]
  7. ^ 美里との不倫は発覚した際に、『おはよう!ナイスデイ』のスタッフから陰に陽に精神的な圧迫を受け、番組スタッフとの信頼関係が失われた、その元凶は宇留田俊夫プロデューサーです、とマスメディアにぶちまけていた[41]。「私の結婚に関して、意図的としか思えない情報の流布など、結婚の妨害工作があったんです。その方とはもう一緒にやっていけない。それは一緒に続けろという会社の方針に相反するのだから、会社を辞めることにしたんです」と話した[42]。妨害工作について具体的には会見で話さなかったが、芸能誌では「宇留田俊夫プロデューサーが『番組のイメージダウンにつながるから、離婚を成立させてから知り合ったという風に発表してくれ』と私たちの結婚問題に干渉してきた」などと話した[42]。「プロデューサー以外のスタッフとの軋轢はまったくない」と話したが、プロデューサーを含むスタッフとの間に溝を深め、修復できない所までいったのではないかと評せられた[42]。美里泰伸はメディアに対して「宇留田は許せない。結婚は人権です。守らなければいけない。男を飛ばして仕事を取るか…そういうところまで美寿々は追い込まれていたんだ。われわれのイメージダウンにつながることをマスメディアに流すヤツです。ぼくは彼を名誉棄損で訴える気持ちもあるんだ」などとぶちまけた[41]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 瀬川至朗 (2008年3月31日). “Jオピニオン 田丸美寿々インタビュー 『女性とテレビジャーナリズム』”. ジャーナリズムコース JOURNALISMSCHOOL. 早稲田大学大学院政治学研究科. 2012年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月8日閲覧。
  2. ^ 週刊サンケイ」1981年2月19日号、24-25頁
  3. ^ a b 山際淳司「ヒューマンウォッチング人間観察誌No.38 美人レポーター、突撃の春 田丸美寿々」『週刊サンケイ』1982年4月15日号、50-53頁
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 「スペシャル・インタビュー第40回 田丸美寿々 『ポルノ映画に出演してくれって話があったのよ!もう少し若い頃ならね、ウフフッ No.1 美人キャスターが語る野球拳事件の後遺症、自由奔放な男性観、ジャーナリストへの挑戦… 』」『週刊明星』1982年4月15日号、集英社、40–45頁。 
  5. ^ a b c d e f g “田丸アナ初の他局出演 武田鉄矢と対談 テレ朝『人国記』ゲスト”. 報知新聞 (報知新聞社): p. 19. (1982年6月11日) 
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 「家」の履歴書(283) 田丸美寿々(ニュースキャスター) 『「家」幻想は離婚とバブルと共に消え』」『週刊文春』2000年6月29日号、文藝春秋、146–149頁。 
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 「美人アナウンサー・ライバル戦争 田丸美寿々VS頼近美津子 大学の先輩・後輩、よく似た境遇のふたりが同じテレ簿局で火花を散らす! 軍配は、どちらに?」『週刊平凡』1981年4月2日号、平凡出版、174–177頁。 
  8. ^ a b 2014年05月08日の記事 | 山村美智 Official Blog アーカイブ 2015年11月6日 - ウェイバックマシン
  9. ^ a b c 日本初の女子アナ 1年で退社し9年後年下男性と心中した(NEWSポストセブン)
  10. ^ a b c d e f “田丸美寿々70歳が美しい!若々しい!長野智子がツーショット「いつお会いしても凛」”. デイリースポーツ (神戸新聞社). (2022–09–24). オリジナルの2022年9月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220924080210/https://www.daily.co.jp/gossip/2022/09/24/0015666494.shtml 2024年3月8日閲覧。 
  11. ^ a b c d e f g h i j k SPECIAL REPORT:キャンパスナウ:教育×WASEDA ONLINE”. 読売新聞オンライン. 読売新聞社×早稲田大学 (2008年3月31日). 2009年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月8日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l 田丸美寿々さん: わたしと司法 | 関東弁護士会連合会
  13. ^ a b 各局渡り歩いた…田丸美寿々「報道特集」降板のワケ - 芸能 - ZAKZAK
  14. ^ a b c d e f g h 二田一比古 (2021年3月19日). “芸能記者稼業 血風録 田丸美寿々、小宮悦子、安藤優子 草分け3人の共通項は不倫”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 日刊ゲンダイ. 2021年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月8日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m 指南役のTVコンシェルジュ第23回 「女子アナの歴史」(前編)”. チェリー 永遠のオトナ童貞のための文化系マガジン. トレンダーズ (2017–07–21). 2023年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月8日閲覧。
  16. ^ a b 日垣隆「なんなんだこの空気は メディア考現学」『週刊現代』 (講談社) 2011年2月12日号、160-161頁
  17. ^ a b c 田丸美寿々さん「報道特集」キャスター卒業へ”. 2010年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月12日閲覧。田丸美寿々キャスターが「報道特集」卒業
  18. ^ a b c 「不倫女子アナの全歴史」 『週刊現代』 (講談社) 2008年8月23・30日号、25-27頁
  19. ^ a b 「不倫したい女子アナ」調査 杉浦友紀、田丸美寿々らが人気
  20. ^ 「女子アナ体張りすぎ!30年史」『FLASH』、光文社、2013年9月10日、p.50、2014年5月17日閲覧 
  21. ^ “元祖美人アナ頼近美津子さんが死去”. 朝日新聞. (2009年5月20日). http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK200905200007.html 
  22. ^ a b 和田アキ子「これからがおたのしみ。アナウンサーたちの過激タレント化」『和田アキ子だ 文句あっか!』日本文芸社、1983年、116-121頁
  23. ^ a b c d e f 「フジテレビの女子アナの目立ちたがり戦争花盛り 再び野球拳で脱いだ田丸、連日ゲームセンター通いの頼近、フジの看板娘山村、益田……。人気女子アナの奮闘ぶりは?」『週刊宝石』1982年10月29日号、光文社、214–217頁。 
  24. ^ a b c d e f g h i j 山本幸子「マンスリー・フェイス うわさの人 田丸美寿々さん フジTVアナウンサー」『噂の眞相』1981年3月号、噂の眞相、33頁。 
  25. ^ 「週刊文春」1981年12月24、31日号、159-160頁
  26. ^ a b 「報道特集」田丸美寿々キャスター9月いっぱいで卒業
  27. ^ a b c d 【500人アンケート】フジテレビ歴代最高の女性アナランキング 『めざましテレビ』MCがトップ3に”. NEWSポストセブン. 小学館. p. 2 (2024年2月23日). 2024年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月8日閲覧。 page=2「めざましテレビ30周年記念 フジ歴代最高の女性アナ ランキング」『週刊ポスト』2024年3月1日号、小学館、8頁。 
  28. ^ a b c d e 逸見政孝氏 田丸美寿々を「20年に一人の逸材」と語っていた(NEWSポストセブン)日本初の女子アナ 1年で退社し9年後年下男性と心中した(NEWSポストセブン)
  29. ^ 逸見政孝『マジメまして逸見です Majime it's Me』フジテレビ出版、1985年、113-114頁
  30. ^ サンデー毎日」1980年4月6日号、116頁
  31. ^ ニュースキャスター田丸美寿々: 紀伊國屋書店BookWeb
  32. ^ a b 甲斐幸弘「TV視聴率ゼロ 田丸アナ抜擢に疑問あり」『週刊新潮』1982年3月11日号、96-97頁
  33. ^ 『マジメまして逸見です Majime it's Me』120-121頁
  34. ^ a b c d e f 田丸美寿々「発言 本音」『噂の眞相』1982年6月号、噂の眞相、42–43頁。 
  35. ^ 週刊朝日」1981年2月13日号、35頁
  36. ^ 佐藤孝吉『僕がテレビ屋サトーですー名物ディレクター奮戦記』文藝春秋、2004年、312-317頁、「週刊朝日」1981年8月24日号、43頁
  37. ^ a b c d e f g 「Special Report 『おはよう!ナイスデイ』(フジTV)で本音のレポートがまたまた一騒動おこして…… 田丸美寿々が天真爛漫に大反省させられた」『週刊明星』1982年6月10日号、集英社、83頁。 
  38. ^ a b c 幕は降りたのだろうか – マリコ書房 - 林真理子YouTubeチャンネル
  39. ^ a b c 離婚を認めた田丸美寿々が怒りの猛反論を展開した「ホテル密会不倫」/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
  40. ^ a b c 「美里美寿々のページ "充電期間"を前にして」『噂の眞相』1983年4月号、噂の眞相、113頁。 
  41. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 「ドキュメント2・2 田丸vsフジTV 美里泰伸さんと婚約中の田丸美寿々 フジTV退社で見せた凄まじい女の怨念! 売ったケンカ? 売られたケンカ? 結婚を巡って大紛糾!」『週刊平凡』1983年2月17日号、平凡出版、28–31頁。 
  42. ^ a b c d e f g 「サンデー毎日」1983年2月20日号、163-164頁
  43. ^ 田丸美寿々さん報道特集降板 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
  44. ^ 鳥越俊太郎氏 共演した田丸美寿々アナに殺意を覚えた思い出(NEWSポストセブン), 鳥越俊太郎氏、『ザ・スクープ』で共演した田丸美寿々に「殺意を覚えた」と告白
  45. ^ a b 田丸美寿々の「降板」で『報道特集』に不協和音 - 現代ビジネス
  46. ^ 婦人公論」2003年2月7日号
  47. ^ a b c d “他局ゲストに緊張田丸さん 坂田明と広島気質語る テレビ朝日『鉄矢のにっぽん…』”. 報知新聞 (報知新聞社): p. 15. (1982年6月26日) 
  48. ^ 歴代受賞者”. 日本女性放送者懇談会 SJWRT. 2016年6月21日閲覧。

出典(リンク)



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田丸美寿々(声:一城みゆ希)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 14:58 UTC 版)

きょうふのキョーちゃん」の記事における「田丸美寿々(声:一城みゆ希)」の解説

子供であるシンイチ難解な政治議論を振るなど、ズレたところがある。キョーちゃんに胸を揉まれ最後昇天して倒れていた。

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