金子兜太とは?

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金子兜太

金子兜太の俳句

パンの実の灯を得て青し手紙開く
パンの実の熟れしにおいの戎衣かな
ペガサスは南に美しきは長女
マッチの軸頭そろえて冬逞し
マッチ箱に玉虫入れて都の子
マンゴー実り檳榔樹切り倒されてゆく
一汽關車吐き噴く白煙にくるまる冬
一瞬蒼白の踏切をおき喪の東北
一舟そこにさすらうごとしこおなご
万里をゆく夏の白花手に挿頭し
三日月がめそめそといる米の飯
世を旅して寒紅梅一塵
丘の上に李あり愛の日の君も
両手挙げて人間美し野の投降
中学生神語りおり雪積む藁
主知的に透明に石鯛の肉め
九頭竜上流青ふかまりて螢の宿
乞食に一つ重いホームの秋のベンチ
乳房掠める北から流れてきた鰯
乾草の匂いに染みて母若し
事務の日暮れ屋上に呼び合い共に染まり
二十のテレビにスタートダッシュの黒人ばかり
二江の間に春寒きかな桂林
二等兵の肩章汚れ湖荒れる
二階に漱石一階に子規秋の蜂
人さすらい鵲の巣に鳩ら眠る
人伝てにかさこそかさこそと金褸梅
人体冷えて東北白い花盛り
人刺して足長蜂帰る荒涼へ
人生冴えて幼稚園より深夜の曲
人間に狐ぶつかる春の谷
供神の龍踊かこむ海の眼玉
俯伏せの霧夜の遊行青ざめて
先ず会う満月広茫の北京へ
光のなかに腕組むは美童くる予感
八郎潟に白魚すすりし三鬼亡し
冬の旅立ち醜男醜女の窓越えて
冬の神「司寒」に捧ぐ韮の青さ
冬旱眼鏡を置けば陽が集う
冬森を管楽器ゆく蕩児のごと
冬眠の蝮のほかは寝息なし
冬陽に眠る青春の日の真昼のごと
冬鷗どこかの光線が顔に
出水拡がる鉄格子にすがる女越し
切岸を真葛ぞ被う流離なる
列島史線路を低く四、五人ゆく
初夏長江鱶などはぼうふらより小さい
利根流域美女群浴に出会う
動かぬ家を簾越しにし熱ある額
北へ帰る船窓雲伏し雲行くなど
 

金子兜太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/29 02:59 UTC 版)

金子 兜太(かねこ とうた、1919年大正8年)9月23日 - 2018年平成30年)2月20日[1])は、埼玉県出身の俳人加藤楸邨に師事、「寒雷」所属を経て「海程」を創刊、主宰。戦後の社会性俳句運動、前衛俳句運動において理論と実作の両面で中心的な役割を果たし、その後も後進を育てつつ第一線で活動した。上武大学文学部教授、現代俳句協会会長などを歴任。現代俳句協会名誉会長日本芸術院会員、文化功労者小林一茶種田山頭火の研究家としても知られる。




  1. ^ a b “金子兜太さん死去 戦後日本を代表する俳人”. 朝日新聞. (2018年2月21日1時9分). https://www.asahi.com/articles/ASL2N7SV4L2NUCLV01C.html 2018年2月21日閲覧。 
  2. ^ a b c 『金子兜太 高柳重信集』 三橋敏雄解説、371頁。
  3. ^ a b 五島高資 「金子兜太」 『現代俳句大事典』、152-154頁。
  4. ^ 秩父音頭のふるさと(みんなのみなの 皆野町観光協会) - ウェイバックマシン(2013年6月6日アーカイブ分)
  5. ^ 2011年1月 4日 (火)元旦や餅で押し出す二年グソ
  6. ^ 『官報』第3080号、昭和12年4月12日、p.399
  7. ^ a b c d 安西篤 編 「金子兜太略年譜」『金子兜太』196-199頁。
  8. ^ 水戸高等学校一覧 自昭和15年至昭和16年』 水戸高等学校、1940年、221頁。 
  9. ^ 『官報』第4272号、昭和16年4月7日、p.310東京帝国大学一覧 昭和16年』 東京帝国大学、1941年、591頁。 
  10. ^ 『金子兜太 高柳重信集』 三橋敏雄解説、372頁。
  11. ^ 『俳句人』1958年8月号「新委員推薦」、25頁。
  12. ^ 『金子兜太 高柳重信集』 三橋敏雄解説、373頁。
  13. ^ 佐藤達哉 (2018年6月23日). “都内でお別れ会 750人兜太さんしのぶ”. 埼玉新聞 
  14. ^ 『現代の俳人101』 125頁。
  15. ^ あらきみほ 『図説 俳句』 180頁。
  16. ^ 坪内稔典 「叙情と含羞の日常」『金子兜太の世界』 36-37頁。
  17. ^ 高野ムツオ 「社会性俳句」『現代俳句大事典』 275-276頁。
  18. ^ 筑紫磐井 「金子兜太の実像」『金子兜太の世界』 42-46頁。
  19. ^ 金子兜太・村上護「対談 わが俳句を語る」 『金子兜太』 25頁。
  20. ^ 安西篤 「わが師、わが結社」 『金子兜太』 191-192頁。
  21. ^ 朝日新聞東京版)2015年7月19日付朝刊、35面


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