福王寺法林
福王寺法林
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 08:10 UTC 版)
福王寺 法林(ふくおうじ ほうりん、1920年11月10日 - 2012年2月21日)は、日本画家、日本芸術院会員。山形県生まれ。本名は福王寺雄一。日本美術院理事。
人物
代表作は、『島灯』『ヒマラヤの花』等。息子の福王寺一彦も日本画家。
略歴
- 1920年11月10日、米沢市に生まれる。
- 1927年、6歳のときに左眼を失明する。
- 1929年、上村廣成に師事し日本画を学ぶ。
- 1936年、画家を志して上京する。
- 1941年、召集され、中国に出征する。
- 1946年、復員し、院展に出展する。
- 1949年、作品「山村風景」が日本美術院展覧会に初入選する。
- 1953年、東京都三鷹市に転居し本格的に絵画制作に取り組む。
- 1960年、作品「北の海」が日本美術院賞・大観賞を受賞する。
- 1974年、幼い頃からの夢であったヒマラヤへの取材旅行を始め、これ以降、ヒマラヤを扱った作品が多くなる。
- 1977年、作品「ヒマラヤ連峰」で、第27回芸術選奨文部大臣賞を受賞する。
- 1984年、作品「ヒマラヤの花」で日本芸術院賞を受賞する[1]。
- 1994年、日本芸術院会員。
- 1997年、勲三等瑞宝章受章。
- 1998年、文化功労者顕彰受賞。
- 2004年、文化勲章受章。
- 2004年、米沢市名誉市民顕彰受賞[2]。
- 2005年、山形県名誉県民顕彰受賞[3]。
- 2012年2月21日、心不全のため死去[4]。91歳没。叙従三位[5]
作品
- 『北の海』
- 『島灯』
- 『ヒマラヤ連峰』
- 『ヒマラヤの花』
脚注
- ^ 『朝日新聞』1984年4月5日(東京本社発行)朝刊、22頁。
- ^ “名誉市民”. 米沢市役所. 2022年7月29日閲覧。
- ^ “山形県名誉県民・山形県県民栄誉賞”. 山形県. 2022年7月29日閲覧。
- ^ 訃報:福王寺法林さん死去…「ヒマラヤの画家」、91歳 毎日新聞 2012年3月1日閲覧
- ^ 官報本紙、2012年3月19日
固有名詞の分類
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