舟木重信とは? わかりやすく解説

舟木重信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/13 05:53 UTC 版)

舟木 重信
人物情報
生誕 (1893-07-27) 1893年7月27日
日本広島県江田島
死没 1975年4月29日(1975-04-29)(81歳没)
出身校 東京帝国大学
学問
研究分野 文学(ドイツ文学)
研究機関 早稲田大学
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舟木 重信(ふなき しげのぶ、1893年7月27日 - 1975年4月29日)は、日本の小説家ドイツ文学者翻訳家早稲田大学名誉教授。

ハイネゲーテの研究をおこない、多くの作品の邦訳を手掛けた。

経歴

1893年、広島県江田島にて海軍少将舟木錬太郎の次男として生まれる。 東京帝国大学を卒業し、早稲田大学教授を務めた。

1919年、短編集『楽園の外』を刊行。同年学芸自由同盟を結成し、書記長をつとめた。

受賞

家族・親族

  • 父:舟木錬太郎は海軍軍人。
  • 兄:小説家舟木重雄(1884 - 1951)
  • 妹:舟木芳江は作家の島田清次郎に思いを寄せられ、凌辱・監禁の無実の罪で島田を破滅させるに至る。

著書

  • 『楽園の外』(新潮社) 1919
  • 『人生読本叢書 ゲーテ人生読本』(六芸社) 1936
  • 『ゲーテ・ハイネ・現代文芸』(清和書店) 1936
  • 『ゲーテとその世界』(創芸社) 1944
  • 『ゲーテ・生活と作品』(創芸社) 1948
  • 『ドイツ文芸展望 天馬に跨がるハイネ』(大雅堂) 1948
  • 『詩人ハイネ 生活と作品』(筑摩書房) 1965
  • 『ハイネわれらの詩人』(新日本出版社) 1973
  • 『人間この愛しきもの 書簡集』(東洋出版) 1987

共編

翻訳

  • 『タウリスのイフヰゲーニエ』(ゲーテ、岩波書店) 1923、のち文庫
  • アンテイゴーネ 表現主義代表戯曲』(ワルテル・バーゼンクレーフェル、二松堂書店) 1923
  • 『ストリンドベルク童話集』(ストリンドベルク古今書院) 1924
  • 『爛酔』(ストリンドベリイ、聚英閣) 1924
  • 『書簡』(ゲーテ、大村書店、ゲーテ全集18) 1928
  • グリム童話集』(アルス、日本児童文庫) 1928
  • 『ルッテル』(ストリンドベルグ、春陽堂) 1932
  • 『ゲーテ希望の書』(金星堂、人生叢書) 1936
  • 『日本文化の印象』(エデュアルト・シュプランガー、早稲田大学) 1937
  • 『湯治客』(ヘルマン・ヘッセ三笠書房、ヘルマン・ヘッセ全集6) 1940
  • 『狐ライネケ物語』(ゲーテ、改造社) 1942
  • 強制収容所の十三ケ月 非政治的な記録』(ヴオルフガング・ラングホフ、池宮秀意共訳、創芸社) 1947
  • 『陽気な娘 ハイテレタイ』(オットー・ルードヴィヒ、世界書房) 1949
  • 『ハルツ紀行 / 北海 / ル・グランの書』(ハイネ、中村英雄共訳、解放社) 1949
  • 『詩人ハイネの臨終の恋』(カミラ・セルダン、創芸社) 1950
  • スターリングラード』(テオドール・プリーヴィェ、改造社) 1950 - 1951、のち角川文庫
  • 『アッタトロル』(ハイネ、河出書房) 1952
  • 『カイゼルは去ったが将軍たちは残った』(テオドール・プリーヴィエ、白水社) 1953

脚注

  1. ^ 朝日新聞』1966年4月7日(東京本社発行)朝刊、14頁。

関連項目

外部リンク





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