内村剛介とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 内村剛介の意味・解説 

内村剛介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/25 13:50 UTC 版)

内村 剛介(うちむら ごうすけ、1920年3月18日 - 2009年1月30日)は、日本のロシア文学者評論家。文芸誌『同時代』同人。本名、内藤操

シベリア抑留された人

来歴・人物

栃木県生まれ。1934年、満州に渡る。1943年、ハルピン学院卒業。同年、関東軍に徴用される[1]

敗戦とともにソ連に抑留され、以後、11年間をソ連内の監獄ラーゲリで過ごした。1956年末、最後の帰還船で帰国。帰国後、商社に勤務する傍ら文筆活動を始め、『生き急ぐ』はロングセラーとなる。スターリニズムソ連の文学・思想を、抑留体験から解読・批判したほか、現代日本への批判も行なった。

1973年、北海道大学教授。1978年から1990年まで上智大学教授。2009年、心不全のため88歳で死去。

著書

単著・対談集

第1巻 わが二十世紀茫々
第2巻 モスクワ街頭の思想
第3巻 ソビエト作家論
第4巻 ロシア・インテリゲンチャとは何か
第5巻 革命とフォークロア
第6巻 日本という異郷
第7巻 詩・ことば・翻訳

編著ほか

  • 『われらの内なる反国家』大沢正道共編 太平出版社 1970
  • 『スターリン時代 ドキュメント現代史4』平凡社 1973
  • 『だれが商社を裁けるか』 高木書房 1979
  • 監修『ラーゲリ(強制収容所) 註解事典』恵雅堂出版 1996

翻訳

脚注

  1. ^ 内村剛介著作集 第1巻 (恵雅堂出版)| 版元ドットコム
  2. ^ 著書に『シベリアの思想家-内村剛介とソルジェニーツィン』風琳堂 1994

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「内村剛介」の関連用語

内村剛介のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



内村剛介のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの内村剛介 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS