たねだ‐さんとうか〔‐サントウクワ〕【種田山頭火】
種田山頭火
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:05 UTC 版)
「浄ノ池特有魚類生息地」の記事における「種田山頭火」の解説
自由律俳句で知られる俳人種田山頭火(たねだ さんとうか)は、1936年(昭和11年)4月、熱海まで汽車を使い、熱海から徒歩で伊東を訪ねている。当時山頭火は53歳、伊東温泉に数日間滞在し、伊豆はあたたかく死ぬるによろしい波音、湯の町通りぬける春風、はるばるときて伊豆の山なみ夕焼くる、などの句を残している。山頭火が宿泊したのは和田湯から東へ3軒目にあった「伊東屋」(現存しない)という木銭宿であったが、すぐ側にある浄の池へも訪れている。そのときの様子は山頭火の其中日記(ごちゅうにっき)の中に次のように記されている。 四月十九日 雨、予想した通り。みんな籠城して四方山話、誰も一城のいや一畳の主だ、私も一隅に陣取つて読んだり書いたりする。午后は晴れた、私は行乞をやめてそこらを見物して歩く、浄の池で悠々泳いでゐる毒魚。伊東はいはゆる湯町情調が濃厚で、私のやうなものには向かない。波音、夕焼、旅情切ないものがあつた。一杯ひつかける余裕はない、寝苦しい一夜だつた。 — 種田山頭火、其中日記
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