カルモチンとは? わかりやすく解説

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カルモチン【Calmotin】

読み方:かるもちん

鎮静催眠薬ブロムワレリル尿素商標名。ブロムラール。


ブロムワレリル尿素

分子式C6H11BrN2O2
その他の名称ブロムラール、ブロムイソバルム、Bromural、Bromisovalum、ブロムラル、ブロバリン、ブロムイソバル、アルバール、ブロムワレリル尿素、ピバドルン、ピバドルム、イソブロミル、ドルミゲン、ブロバルウレア、ブロミル、ブロムバレトン、ブロミソバル、Calmotin、Bromvalurea、Bromocarbamide、Bromoisovalum、Bromaral、Uvaleral、Pivadorn、Pivadorm、Isobromyl、Dormigene、BVU、Brovalurea、Bromyl、Bromvaletone、Alluval、Bromovalerylurea、Brovarin、Brovalin、Bromisoval、Bromvalerylurea、カルモチン、ブロムバルウレア、ブロムカルバミド、ブロモイソバルム、ブロマラール、ウバレラール、ブロモバール、Bromoval、N-(Aminocarbonyl)-2-bromo-3-methylbutanamide、N-Aminocarbonyl-2-bromo-3-methylbutyramide、N-Aminocarbonyl-2-bromo-3-methylbutanamide、(2-Bromo-3-methylbutyryl)urea、2-Bromoisovalerylurea、ブロミソバール、Bromoisovalerylurea、ブロモイソバレリル尿素モノ-α-ブロモイソバレリル尿素、N-(2-Bromo-3-methyl-1-oxobutyl)urea、ブロムバレリルウレア、1-(α-Bromoisovaleryl)ureaセデスA、Sedes A、ブロモバレリル尿素、1-(2-Bromoisovaleryl)ureaMono-α-Bromoisovalerylurea、α-Bromoisovalerylurea
体系名:1-(2-ブロモイソバレリル)尿素、N-カルバモイル-2-ブロモ-3-メチルブチルアミド、1-(2-ブロモ-3-メチルブチリル)尿素、α-ブロモイソバレリル尿素、1-(2-ブロモ-3-メチルブタノイル)尿素、2-ブロモ-N-カルバモイル-3-メチルブチルアミド、N-アミノカルボニル-2-ブロモ-3-メチルブタンアミド、(2-ブロモ-3-メチルブチリル)尿素、2-ブロモイソバレリル尿素、N-(アミノカルボニル)-2-ブロモ-3-メチルブタンアミド、N-アミノカルボニル-2-ブロモ-3-メチルブチルアミド、N-(2-ブロモ-3-メチル-1-オキソブチル)尿素、1-(α-ブロモイソバレリル)尿素


ブロムワレリル尿素

(カルモチン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 00:38 UTC 版)

ブロムワレリル尿素(ブロムワレリルにょうそ、: bromovalerylurea)は、鎮静催眠作用のあるモノウレイド系の化合物である。日本では1915年に発売された商品ブロバリンという医薬品不眠症の適応があり、一般用医薬品ではアリルイソプロピルアセチル尿素との合剤であるウットや、解熱鎮痛薬などにも成分の1つとして配合され、ナロン、ナロンエースなどが市販されている。かつては商品名カルモチンも販売されていた。


  1. ^ 1937年の牧忠勝の『日本自殺考』では、内閣統計局と内務省の統計から(ブロムワレリル尿素の記述はないが)「毒による自殺」は、1909年(明治42年)の約3%から、1934年(昭和9年)では約20%までに増加しており、筆者はその増加について「特に毒を仰ぎては著しいのである」と記している:牧忠勝『日本自殺考』関西出版クラブ事務所、1937年、89-93頁。 
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  14. ^ 柴田護, 鈴木則宏「5.薬物乱用頭痛」『日本内科学会雑誌』第96巻第8号、日本内科学会、2007年、1634-1640頁、doi:10.2169/naika.96.1634 
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  16. ^ ドーモ・編集『過去問から学ぶ登録販売者試験対策問題集』薬事日報社、2009年、107頁。ISBN 978-4840810845 
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  18. ^ 東禹彦「アリルイソプロピルアセチル尿素とブロモバレリル尿素で同一部位に固定薬疹を生じた1例」『皮膚の科学』第13巻第6号、435-438頁、doi:10.11340/skinresearch.13.435NAID 130005068497 
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  20. ^ a b c ブロバリン原末インタビューフォーム


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「カルモチン」の例文・使い方・用例・文例

  • カルモチンという薬剤
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