臭化ナトリウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/29 15:14 UTC 版)
臭化ナトリウム | |
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臭化ナトリウム |
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識別情報 | |
ECHA InfoCard | 100.028.727 |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | NaBr |
モル質量 | 102.894 g/mol |
外観 | White powder |
密度 | 3.21 g/cm3、固体 |
融点 | 755℃ |
沸点 | 1390℃ |
水への溶解度 | 73.3g/100mL(20℃) 116.0 g/100mL(50℃) |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−361.062 kJ mol−1[1] |
標準モルエントロピー S |
86.82 J mol−1K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
51.38 J mol−1K−1 |
危険性 | |
引火点 | 800 ℃ |
致死量または濃度 (LD, LC) | |
半数致死量 LD50
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3500 mg/kg |
関連する物質 | |
その他の 陰イオン |
フッ化ナトリウム;塩化ナトリウム;ヨウ化ナトリウム |
その他の 陽イオン |
臭化リチウム;臭化カリウム;臭化ルビジウム;臭化セシウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
臭化ナトリウム(しゅうかナトリウム、sodium bromide)は、ハロゲン化ナトリウムの一種で、ナトリウムの臭化物。化学式はNaBr。
ナトリウムイオンおよび臭化物イオンからなるイオン結晶で、塩化ナトリウム型構造をとり、格子定数は596.1pmである[2]。融点755℃、沸点1390℃。比重は3.21。水への溶解度は20℃で73.3g/100ml、50℃では116g/100ml。水溶液を濃縮すると2水和物が析出する。19世紀後期から20世紀初頭にかけて鎮静剤、抗てんかん薬として広く使われ、日本では現在でも難治性てんかんの治療薬として使用されている。
化学反応
臭化ナトリウムの水溶液に、酸化還元電位が高く、より酸化作用の強い気体塩素を吹き込むと臭素が生成する。
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