臭化ナトリウムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > 無機化合物 > 臭化ナトリウムの意味・解説 

臭化ソーダ

分子式BrNa
その他の名称臭化ナトリウム、臭化ソーダ、Sodium bromide
体系名:ナトリウムブロミド


臭化ナトリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/05 06:06 UTC 版)

臭化ナトリウム
3D model of sodium bromide
Sodium bromide powder
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.028.727
PubChem CID
RTECS number
  • 無水物: VZ3150000
UNII
CompTox Dashboard (EPA)
性質
NaBr
モル質量 102.894 g·mol−1
外観 白色の粉末、吸湿性
密度 3.21 g/cm3 (無水物)
2.18 g/cm3 (二水和物)
融点 747 °C (1,377 °F; 1,020 K)
(無水物)
36 °C (97 °F; 309 K)
(二水和物) 分解[3]
沸点 1,390 °C (2,530 °F; 1,660 K)[3]
71.35 g/100 mL (−20 °C)
79.52 g/100 mL (0 °C)
94.32 g/100 mL (25 °C)[1]
104.9 g/100 mL (40 °C)
116.2 g/100 mL (100 °C)[2]
溶解度 エタノール、液体アンモニア、ピリジン、ヒドラジン、二酸化硫黄に溶ける。アセトン、アセトニトリルに溶けない。[1]
メタノールへの溶解度 17.3 g/100 g (0 °C)
16.8 g/100 g (20 °C)
16.1 g/100 g (40 °C)
15.3 g/100 g (60 °C)[1]
エタノールへの溶解度 2.45 g/100 g (0 °C)
2.32 g/100 g (20 °C)
2.29 g/100 g (30 °C)
2.35 g/100 g (70 °C)[1]
ギ酸への溶解度 19.3 g/100 g (18 °C)
19.4 g/100 g (25 °C)[1]
グリセロールへの溶解度 38.7 g/100 g (20 °C)[1]
ジメチルホルムアミドへの溶解度 3.2 g/100 g (10.3 °C)[1]
蒸気圧 1 torr (806 °C)
5 torr (903 °C)[3]
磁化率 −41.0·10−6 cm3/mol
熱伝導率 5.6 W/(m·K) (150 K)[4]
屈折率 (nD) 1.6428 (24 °C)
nKrF = 1.8467 (24 °C)
nHe–Ne = 1.6389 (24 °C)[5]
粘度 1.42 cP (762 °C)
1.08 cP (857 °C)
0.96 cP (937 °C)[1]
構造
立方晶系
a = 5.97 Å[4]
熱化学
標準定圧モル比熱, Cp 51.38 J mol−1K−1
標準モルエントロピー S 86.82 J mol−1K−1
標準生成熱 fH298)
−361.062 kJ mol−1[6]
熱化学
標準定圧モル比熱, Cp 51.4 J/(mol·K)[1]
標準モルエントロピー S 86.82 J/(mol·K)[1]
標準生成熱 fH298)
−361.41 kJ/mol[1]
−349.3 kJ/mol[1]
薬理学
法的状態
危険性
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
[7]
Health 2: Intense or continued but not chronic exposure could cause temporary incapacitation or possible residual injury. E.g. chloroformFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 0: Normally stable, even under fire exposure conditions, and is not reactive with water. E.g. liquid nitrogenSpecial hazards (white): no code
2
0
0
引火点 800 °C (1,470 °F; 1,070 K)
致死量または濃度 (LD, LC)
3500 mg/kg (ラット, 経口)
安全データシート (SDS) External MSDS
関連する物質
その他の
陰イオン
フッ化ナトリウム;塩化ナトリウム;ヨウ化ナトリウム
その他の
陽イオン
臭化リチウム;臭化カリウム;臭化ルビジウム;臭化セシウム
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
N verify (what is  N ?)

臭化ナトリウム(しゅうかナトリウム、sodium bromide)は、ハロゲン化ナトリウムの一種で、ナトリウムの臭化物。化学式はNaBr。

ナトリウムイオンおよび臭化物イオンからなるイオン結晶で、塩化ナトリウム型構造をとり、格子定数は596.1pmである[8]。融点755℃、沸点1390℃。比重は3.21。への溶解度は20℃で73.3g/100ml、50℃では116g/100ml。水溶液を濃縮すると2水和物が析出する。19世紀後期から20世紀初頭にかけて鎮静剤抗てんかん薬として広く使われ、日本では現在でも難治性てんかんの治療薬として使用されている。

化学反応

臭化ナトリウムの水溶液に、酸化還元電位が高く、より酸化作用の強い気体塩素を吹き込むと臭素が生成する。

この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますプロジェクト:化学Portal:化学)。




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「臭化ナトリウム」の関連用語

臭化ナトリウムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



臭化ナトリウムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの臭化ナトリウム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS