ヒ化ナトリウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/26 00:35 UTC 版)
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| 物質名 | |
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Disodioarsanylsodium |
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| 識別情報 | |
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3D model (JSmol)
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.031.762 |
| EC番号 |
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PubChem CID
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CompTox Dashboard (EPA)
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| 性質 | |
| Na3As | |
| モル質量 | 143.89 g·mol−1 |
| 外観 | 紫色~茶色の固体 |
| 密度 | 2.36 g·cm−3 |
| 加水分解 | |
| 危険性 | |
| 労働安全衛生 (OHS/OSH): | |
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主な危険性
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有毒、AsH3を放出 |
| 関連する物質 | |
| その他の 陰イオン |
窒化ナトリウム, リン化ナトリウム, アンチモン化ナトリウム |
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特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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ヒ化ナトリウム(ヒかナトリウム、英語: Sodium arsenide)は、化学式Na3Asで表されるナトリウムとヒ素の二元無機化合物である[1]。暗色の固体であり、水や空気に触れることで分解する。単体どうしを200~400 ℃で反応させることで得られる[2]。この化合物は、多くの化合物に見られる典型的な構造をとることで知られており、常圧では、ヒ化ナトリウム型構造は様々なニクトゲン化アルカリ金属に見られる。3.6 GPaでは、Na3AsはLi3Bi型構造をとり、同じく典型的な構造として知られている[3]。ヒ化ナトリウムは半導体として用いられる結晶性の固体であり、光学的用途においても応用される。
脚注
- ^ Elements, American. “Sodium Arsenide”. American Elements. 2018年12月5日閲覧。
- ^ E. Dönges (1963). G. Brauer. ed. Alkali Metals (2nd ed.). New York: Academic Press. p. 986
- ^ Beister, Heinz Jürgen; Syassen, Karl; Klein, Jürgen (1990). “Phase Transition of Na3As under Pressure”. Zeitschrift für Naturforschung B 45 (10): 1388–1392. doi:10.1515/znb-1990-1007.
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