三臭化ヒ素とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 三臭化ヒ素の意味・解説 

三臭化ヒ素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/27 01:52 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search
三臭化ヒ素
Arsenic tribromide
識別情報
CAS登録番号 7784-33-0
PubChem 24569
ChemSpider 22973?
EC番号 232-057-4
RTECS番号 CG1375000
特性
化学式 AsBr3
モル質量 314.634 g/mol
外観 白色ないし淡黄色の結晶性の固体
密度 3.40 g/cm3
融点

31.1 ℃

沸点

221 ℃

への溶解度 分解
屈折率 (nD) 2.3
関連する物質
関連物質 三臭化リン
三塩化ヒ素
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

三臭化ヒ素(さんしゅうかひそ、: arsenic tribromideヒ素臭化物で、化学式AsBr3で表される無機化合物。ヒ素と臭素の直接反応により作られ、この2つの物質からなる二元化合物としては唯一知られている。屈折率は2.3と非常に高く、高い反磁性を持つ[1]

概要

五臭化ヒ素の存在は確認されていない。対応するリン化物は五臭化リンがある。 超原子価化合物であり、[As2Br8]2−、[As2Br9]3−、[As3Br12]3−の陰イオンがある[2]。 有機臭化ヒ素化合物の(CH3)2AsBrおよび(CH3)AsBr2臭化メチルと加熱したヒ化金属により、効率的に銅触媒反応によって形成される。この合成は、直接反応によるメチルクロロシランの合成と類似している。

脚注

  1. ^ CRC handbook of Chemistry and Physics, CRC Press
  2. ^ Holleman, A. F.; Wiberg, E. "Inorganic Chemistry" Academic Press: San Diego, 2001. ISBN 0-12-352651-5.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「三臭化ヒ素」の関連用語

三臭化ヒ素のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



三臭化ヒ素のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの三臭化ヒ素 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS