フラボノイドとは? わかりやすく解説

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フラボノイド【flavonoid】

読み方:ふらぼのいど

植物広く含まれる分子有機化合物柑橘(かんきつ)類の皮などから抽出され血圧降下作用をもつ。


フラボノイド

同義/類義語:フラボン類
英訳・(英)同義/類義語:flavonoid

フェニル基を含むフラボン構造類似体総称で、多くは糖と結合した形で広く植物含まれる発芽などの生理作用を持つほか、ラジカルスキャベンジャーとして生体内過酸化物分解に働くと考えられている。

フラボノイド

フラボン似た構造をもつフェニルベンゾピラン類。(MeSH: 68005419

名前Flavonoid
フラボノイド

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フラボノイド

【仮名】ふらぼのいど
原文flavonoid

多く植物植物由来食品含まれる物質。フラボノイドは抗酸化作用示している。

フラボノイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 14:08 UTC 版)

フラボノイド: flavonoid)とは、天然に存在する有機化合物群で、クマル酸CoAマロニルCoAが重合してできるカルコンから派生する植物二次代謝物の総称。いわゆるポリフェノールと呼ばれる、より大きな化合物グループの代表例。その中にアントシアニンカテキンフラバンを含む広い概念で、付着する糖のバリエーションを考慮すると7,000以上の構造が知られている。フラボンアントシアニンは天然色素として用いられる。また花の色素として知られるアントシアニン紅葉(赤色)の原因でもある。血管透過性抑制作用が見出されたことからビタミンとして提唱され、フラボノイドのうちクエルセチンヘスペリジンなどをあわせてビタミンPと呼ばれたことがあった。しかし、欠乏症がないため、これらはビタミンではないことが明らかにされた。日本ビタミン学会はフラボノイドをビタミン様物質として規定している。


  1. ^ 独立行政法人国立がん研究センター、多目的コホート研究、現在までの成果、フラボノイドの豊富な果物の摂取と脳卒中発症リスクとの関連
  2. ^ 独立行政法人国立がん研究センター、多目的コホート研究、現在までの成果、フラボノイドの豊富な果物の摂取と虚血性心疾患の発症リスクとの関連


「フラボノイド」の続きの解説一覧

フラボノイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 08:43 UTC 版)

ワインのフェノール」の記事における「フラボノイド」の解説

赤ワインでは、最大90%ものフェノール化合物がフラボノイドに分類される。主に種子果皮由来するこれらのフェノールは、しばしばマセレーションの過程ブドウから浸出される。これらの化合物は、ワイン渋味、色、口当たり影響する白ワインでは、醸造中に果皮との接触少ないため、フェノール含有量少ない。フラボノイドの抗酸化作用化学療法作用による健康効果については、研究進んでいる。

※この「フラボノイド」の解説は、「ワインのフェノール」の解説の一部です。
「フラボノイド」を含む「ワインのフェノール」の記事については、「ワインのフェノール」の概要を参照ください。

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