あさんか‐ちっそ〔アサンクワ‐〕【亜酸化窒素】
亜酸化窒素
亜酸化窒素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/27 02:20 UTC 版)
亜酸化窒素(あさんかちっそ、英語: nitrous oxide)とは、窒素酸化物の1種である。組成式はN2Oで表され、IUPAC勧告に従った命名法では、酸化二窒素(さんかにちっそ、英語: dinitrogen oxide)と呼び、一酸化二窒素(いっさんかにちっそ、英語: dinitrogen monoxide)も使用される。
- ^ https://www.ebi.ac.uk/chebi/searchId.do?chebiId=CHEBI:17045
- ^ a b 武井 寛英 (2020). “なぜ,亜酸化窒素(笑気)使用症例は減少したのか?”. Clinical Engineering 31: 195-196. doi:10.15105/CE.0000000652 .
- ^ 一酸化二窒素(別名:亜酸化窒素)を指定薬物に指定します厚生労働省ホームページ
- ^ 亜酸化窒素を指定薬物に指定2016年2月18日Yahoo!ニュース
- ^ 『化学大辞典』 共立出版、1993年
- ^ a b FA.コットン, G.ウィルキンソン著、中原勝儼訳 『コットン・ウィルキンソン無機化学』 培風館、1987年
- ^ 参考:1994-1995 Threshold limit values for chemical substances and physical agents and biological exposure indices. Cincinnati, OH: American Conference of Governmental Industrial Hygienists
- ^ a b Nagele, Peter; Duma, Andreas; Kopec, Michael; Gebara, Marie Anne; Parsoei, Alireza; Walker, Marie; Janski, Alvin; Panagopoulos, Vassilis N. et al. (2015). “Nitrous Oxide for Treatment-Resistant Major Depression: A Proof-of-Concept Trial”. Biological Psychiatry 78 (1): 10–18. doi:10.1016/j.biopsych.2014.11.016. PMID 25577164 .
- ^ “一酸化二窒素(別名:亜酸化窒素)を新たに指定薬物に指定”. 厚生労働省. (2016年2月18日) 2018年8月19日閲覧。
- ^ “英ロンドンの特別区で笑気ガス禁止、脱法ドラッグとして悪用”. ロイター. (2015年8月18日) 2018年8月19日閲覧。
- ^ “Young mother, 24, is left unable to walk after contracting crippling disease from inhaling too much 'hippy crack'”. デイリー・メール. (2018年8月10日) 2018年8月19日閲覧。
亜酸化窒素(笑気)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:58 UTC 版)
強力な鎮痛作用を持つが、最小肺胞内濃度が高いため単独で全身麻酔をするのは困難である。以下の吸入麻酔薬と併用して用いられる。しかし現在では全静脈麻酔(TIVA)の普及や、オピオイド主体のバランス麻酔が普及していること、また、術後の嘔気嘔吐の頻度が高まったり、笑気自体が温室効果の原因となるなど、次第に敬遠される方向にある。若手麻酔科医は吸入麻酔を用いる際も笑気をまったく用いない者も多く、次第に使用量は減少している。
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亜酸化窒素(笑気)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 03:59 UTC 版)
現在用いられている唯一のガス麻酔薬である。常温でガスであるので当然、気化器は不要である。呼吸、循環に対する作用は殆どないが長期連用(3日位)で骨髄抑制が起こることが知られている。MACが105と高値であり、麻酔作用は弱いものの、血液/ガス分配係数は極めて小さく導入は極めて早い。鎮痛作用は強く、無痛分娩、歯科麻酔への応用がある。通常、単独で麻酔をかけることはできないので、他の麻酔薬と組み合わせて用いる。50%程度の濃度で用いて手術終了まで投与を続ける。近年は亜酸化窒素不要論が展開されている。その根拠は2次ガス効果の存在までも否定する意見が近年出つつあるからである。
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