四フッ化二窒素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/20 17:47 UTC 版)
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| 物質名 | |
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1,1,2,2-tetrafluorohydrazine |
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別名
Tetrafluorohydrazine, perfluorohydrazine, UN 1955 |
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| 識別情報 | |
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3D model (JSmol)
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.030.091 |
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PubChem CID
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| UNII | |
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CompTox Dashboard (EPA)
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| 性質 | |
| N 2F 4 |
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| モル質量 | 104.008 g·mol−1 |
| 外観 | 無色の気体 |
| 融点 | −164.5 °C (−264.1 °F; 108.6 K)[1] |
| 沸点 | −73 °C (−99 °F; 200 K)[1] |
| 危険性 | |
| 労働安全衛生 (OHS/OSH): | |
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主な危険性
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爆発性 |
| 致死量または濃度 (LD, LC) | |
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半数致死量 LD50
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10 mL/kg (ラット, 腹腔内)[2] |
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半数致死濃度 LC50
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特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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四フッ化二窒素(しフッかにちっそ、英: Tetrafluorohydrazine)は、化学式N2F4で記される無機化合物。ヒドラジンのアナログであり、四フッ化ヒドラジンとも呼ばれる。常温では無色の気体で、高い反応性を持つ。有機物の存在下で爆発する。
四フッ化二窒素は三フッ化窒素と鉄またはフッ化鉄(II)を反応させて得られ、三フッ化窒素製造時に二フッ化二窒素とともに不純物として生じる[3]。有機合成化学の前駆体や触媒、窒素源として用いられる。 1959年にはロケットエンジンの推進剤として考えられたが[4]、この用途では使用されていない。
脚注
- ^ a b Greenwood, Norman N. [英語版]; Earnshaw, Alan (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). Butterworth-Heinemann. doi:10.1016/C2009-0-30414-6. ISBN 978-0-08-037941-8.
- ^ a b “Tetrafluorohydrazine” (英語). pubchem.ncbi.nlm.nih.gov. National Library of Medicine. 2023年3月26日閲覧。
この記述には、アメリカ合衆国内でパブリックドメインとなっている記述を含む。 - ^ 三フッ化窒素中の二フッ化二窒素および四フッ化二窒素濃度を低減する熱的方法(ekouhou.net)
- ^ Tetrafluorohydrazine at DTIC.mil
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