亜貿社(あぼうしゃ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:46 UTC 版)
「魔法科高校の劣等生」の記事における「亜貿社(あぼうしゃ)」の解説
榛 有希(はしばみ ゆき) 政治的暗殺結社・亜貿社に所属する、年齢よりも幼く見える少女。年齢は司波達也より2歳年上。身体強化(フィジカルブースト)の異能を持つ先天的特異能力者。亜貿社でのコードネームはナッツ。 2094年4月7日の夜に、亜貿社からの命令でストリートギャングの青年を暗殺するが、その現場を司波達也に目撃され、口封じをしようと襲い掛かるが一蹴される。以降は、社長の両角来馬からの命令で何度も達也を暗殺しようとするが、ヤミ(黒羽文弥)に妨害されて失敗する。そして、亜貿社がヤミたちに襲撃され社長の両角来馬が拉致されたことをクロコから伝えられると、海外へ高飛びすることを決めてその手配を任せ、自身はけじめとして4月半ばの金曜日の早朝に達也の前に現れて名乗りを上げた後に襲い掛かった。しかしまたも一蹴され、達也の言葉と重圧に心底から恐怖して屈服する。なお、この時達也に消されなかったのは名乗った名前の響きゆえ(は『しばみゆき』)。そして、達也が去った後に駆け付けたヤミたちに拘束され、窓のない部屋で椅子に縛られた状態でヤミから亜貿社が自分たちの傘下に入ったことを聞かされた後、ヤミたちが四葉家の関係者だと聞かされて驚愕し、黒羽家への臣従を要求されたがヤミにのみ従うという条件で、黒羽家所属の戦闘要員となった。 鰐塚 単馬(わにづか たんば) 亜貿社に所属する青年で、榛有希の相棒兼サポート役。亜貿社でのコードネームはクロコ。情報収集を得意としており、有希が本当は人殺しを嫌っていることも察している。 有希の暗殺を目撃した司波達也の暗殺計画でも有希をサポートしていたが、有希が達也に完全敗北した同じ日にヤミたちに拘束され、黒羽家への臣従を要求された際には有希の判断に従うと答えた。そして、黒羽家の傘下に入った後も引き続き有希をサポートしている。 両角 来馬(もろずみ くるま) 政治的暗殺結社『亜貿社』の社長で、羽織袴姿の老人。亜貿社を「魔法師になれなかった忍者の受け皿」だと考えており、古式魔法師の一種だと分類される「忍術使い」を嫌っている。 経歴は「魔法師ではない忍者」の一人で、先天的特異能力者でもある。その異能は千里眼だが、知りたいことの手掛かりが何処にあるのかぼんやりと見られる程度の異能でしかないが、その異能で政治家の私設秘書として暗躍し、やがて雇い主の懐刀まで昇り詰めた。その雇い主が政界引退すると、政治的な殺人を請け負う忍者結社『亜貿社』を設立した。 有希の暗殺を目撃した司波達也が九重八雲の庇護を受けていると知って、九重八雲の鼻を明かす為に手の空いたエージェントを総動員して司波達也を暗殺しようとした。しかし、亜貿社がヤミたちに襲撃された際に拉致され、ヤミたちから四葉家の名を聞かされたことで降伏し、以降は『亜貿社』は黒羽家の傘下となった。
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