句作とは? わかりやすく解説

く‐さく【句作】

読み方:くさく

[名](スル)連句俳句作ること。


句作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 02:52 UTC 版)

眉村卓」の記事における「句作」の解説

高校時代俳句部に所属し水原秋桜子主宰の「馬酔木」に投句するなどしていた。作家としてデビューした昭和40年代には、毎日新聞記者をしていた赤尾兜子パーティ知り合い、これをきっかけにして兜子の主宰誌「渦」の同人となっている。当時俳句中にSF的な感覚盛り込むことを試みていたが、逆に兜子から、小説文章俳句的で読者伝わらないという指摘を受け、以後小説書き方変えたという。兜子の死後多忙もあってしばらく句作から離れたが、上述の妻の死以降ショート・ショート平行してふたたび句作に取り組むようになり、「渦」にも復帰2009年には最初句集を行く』を出版している。

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句作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 08:47 UTC 版)

久保田万太郎」の記事における「句作」の解説

神田川祭の中をながれけり 竹馬やいろはにほへとちりぢりに さびしさは木をつむあそびつもる雪 あきかぜのふきぬけゆくや人の中 水中花咲かせしまひし淋しさよ 時計屋の時計春の夜どれがほんと あきくさをごつたにつかね供へけり 叱られて目をつぶる猫春隣 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり などの句が知られる江戸情緒の残る下町暮らしを、平明な言葉によって余情ふかく詠む句風で、芥川龍之介はその句風を「東京生んだ<嘆かひ>の句」と評し万太郎自身自分の句を「家常生活に根ざした叙情的な即興詩」とみなしていた。 万太郎終生自身俳句余技として位置づけていたが、俳壇中心的な位置からはずれながらもその俳句対す世評高く歳時記への収録非常に多い作家である。山本健吉は、「彼は俳句余技と言っているが、それは彼の俳句年季のはいった立派なのであるということ矛盾するものではない。ただ専門俳人との間に創作態度違い存在するであって彼にとっての俳句全面的な人間表現の場所でもないし、絶体絶命一筋の道ではないということだ。言わば彼の不断着文学であり、チェホフの『手帖』やルナール『日記』類する役割彼においては果たしているのだ」と評している。また小澤實は、万太郎一段劣るものという意味で「余技と言っていたのではなく、「余技」であることこそが俳句本道であると考えていたのではないかと書いている。 上掲の句のうち、「竹馬や」の句は特に代表的な句として知られているものである安住敦によれば、この句は明治時代広瀬武夫作の軍歌「今なるぞ節」の「いろはにほへとちりぢりに打ち破らむは今なるぞ」という歌詞本歌取り作られものというが、現在では軍歌のほうは忘れられている。「あきくさを」の句は「友田恭助七回忌」の前書きがある追悼句で、万太郎慶弔句の中でも代表的なもの万太郎挨拶句の名手であり、前述山本健吉虚子双璧をなすと書いている。「湯豆腐や」の句は夫人失ったのちの最晩年の句である。 句碑 桑名に燈をぬすまれて明易き浅草神社竹馬やいろはにほへとちりぢりに駒形どぜうの庭「みこしまつまのどぜう汁すすりけり」 慶應義塾大学構内「しぐるるや大講堂赤煉瓦

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句作

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 11:54 UTC 版)

名詞

(くさく)

  1. 俳句連句作ること。

発音(?)

く↗さく

類義語

句作り、作句

動詞

  1. 俳句連句作る

活用

サ行変格活用
句作-する

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