いき・る
い‐き・る【射切る】
いき・る【▽熱る/×熅る】
いきる【生きる】
読み方:いきる
乙川優三郎の時代小説。藩主亡き後、追い腹を禁じられながら生きる武士の苦悩を描く。平成14年(2002)刊行。同年、第127回直木賞受賞。
黒沢明監督・脚本による映画の題名。昭和27年(1952)公開。出演、志村喬、小田切みきほか。事なかれ主義だった公務員が余命宣告を機に、使命感をもって仕事を遂行していく姿を描くヒューマンドラマ。志村演じる主人公がブランコをこぐ場面は特に有名。第26回キネマ旬報ベストテンの日本映画ベストワン作品。ベルリン国際映画祭上院特別賞、第7回毎日映画コンクール日本映画大賞など数々の映画賞を受賞。
い・きる【生きる】
読み方:いきる
[動カ上一][文]い・く[カ上二]《古くは四段活用であったが、中世ごろから上二段に活用》
1 人間・動物などが、生命があり活動できる状態にある。生命を保つ。生存する。「百歳まで—・きる」「水だけで—・きる」⇔死ぬ。
2
㋑(「…にいきる」「…をいきる」の形で)そこを生活の本拠として暮らす。また、意識的能動的に毎日を過ごす。「海に—・きる人々」「青春をいかに—・きるか」
㋒(「…にいきる」の形で)そのことに生きがいを見出して日々を送る。「研究一筋に—・きる」「趣味に—・きる」
3 あたかも命があるような働きをする。生き生きする。また、理念などが失われずに後世まで伝えられる。「その一語で文章が—・きてきた」「創設者の精神は今日なお—・きている」
4 (「活きる」とも書く)うまく活用することによってそのものの価値が発揮される。効果を現す。「ひとふりの塩で味が—・きてくる」「長年の経験が—・きる」
5 効力が失われていない。「あのときの約束は—・きている」「ライン内の—・きたボール」
6 野球で、塁に出たランナーがアウトにならずにすむ。「エラーで一塁に—・きる」⇔死ぬ。
いきる
生
生部
生 | ||||||||||||||
康熙字典 214 部首 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
甘部 | 生部 | 用部 | ||||||||||||
1 | 一 | 丨 | 丶 | 丿 | 乙 | 亅 | 2 | 二 | 亠 | 人 | 儿 | 入 | 八 | 冂 |
冖 | 冫 | 几 | 凵 | 刀 | 力 | 勹 | 匕 | 匚 | 匸 | 十 | 卜 | 卩 | 厂 | 厶 |
又 | 3 | 口 | 囗 | 土 | 士 | 夂 | 夊 | 夕 | 大 | 女 | 子 | 宀 | 寸 | 小 |
尢 | 尸 | 屮 | 山 | 巛 | 工 | 己 | 巾 | 干 | 幺 | 广 | 廴 | 廾 | 弋 | 弓 |
彐 | 彡 | 彳 | 4 | 心 | 戈 | 戶 | 手 | 支 | 攴 | 文 | 斗 | 斤 | 方 | 无 |
日 | 曰 | 月 | 木 | 欠 | 止 | 歹 | 殳 | 毋 | 比 | 毛 | 氏 | 气 | 水 | 火 |
爪 | 父 | 爻 | 爿 | 片 | 牙 | 牛 | 犬 | 5 | 玄 | 玉 | 瓜 | 瓦 | 甘 | 生 |
用 | 田 | 疋 | 疒 | 癶 | 白 | 皮 | 皿 | 目 | 矛 | 矢 | 石 | 示 | 禸 | 禾 |
穴 | 立 | 6 | 竹 | 米 | 糸 | 缶 | 网 | 羊 | 羽 | 老 | 而 | 耒 | 耳 | 聿 |
肉 | 臣 | 自 | 至 | 臼 | 舌 | 舛 | 舟 | 艮 | 色 | 艸 | 虍 | 虫 | 血 | 行 |
衣 | 襾 | 7 | 見 | 角 | 言 | 谷 | 豆 | 豕 | 豸 | 貝 | 赤 | 走 | 足 | 身 |
車 | 辛 | 辰 | 辵 | 邑 | 酉 | 釆 | 里 | 8 | 金 | 長 | 門 | 阜 | 隶 | 隹 |
雨 | 靑 | 非 | 9 | 面 | 革 | 韋 | 韭 | 音 | 頁 | 風 | 飛 | 食 | 首 | 香 |
10 | 馬 | 骨 | 高 | 髟 | 鬥 | 鬯 | 鬲 | 鬼 | 11 | 魚 | 鳥 | 鹵 | 鹿 | 麥 |
麻 | 12 | 黃 | 黍 | 黑 | 黹 | 13 | 黽 | 鼎 | 鼓 | 鼠 | 14 | 鼻 | 齊 | 15 |
齒 | 16 | 龍 | 龜 | 17 | 龠 |
康熙字典214部首では100番目に置かれる(5画の6番目、午集の6番目)。
概要
生部には「生」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。ただしそのような漢字の多くはその偏や冠に従って他の部に収録されており、生部は他の部に収録されなかった漢字を収める。
単独の「生」字は生物が成長することを意味する。さらには発生・出生・誕生・生産など生むこと、生まれること、死と対照される生きていること(生)、生きているもの(生命)、生きること(生活)、生きる期間(一生)などを意味した。また「性」や「姓」の本字として生まれつきのものを意味する。また煮たり焼いたりしていない食物を表し、引伸して未成熟であること、加工していないことなどを意味した。このように「生」字は多義字であり、これに対する和訓もたくさんある。
字源としては、「生」字は土の上に草木が生え出た様子を象る象形文字である。[1][2]
部首の通称
- 日本:いきる、うまれる、せい、しょう
- 韓国:날생부(nal saeng bu、うまれる生部)
- 英米:Radical life
部首字
生
- 中古音
- 現代音
- 日本語 - 音:セイ(漢音)・ショウ(シャウ)(呉音)・サン(唐音) 訓:いきる・いかす・いける(日本的な用法)・うまれる・うむ・おう・はえる・はやす・なま・き(日本的な用法)
- 朝鮮語 - 音:생(saeng) 訓:날(nal、出る・生まれる)・낳을(naeul、生む)・생길(saenggil、生じる)・살(生きる)・삶(人生・命)・싱싱할(singsinghal、みずみずしい・いきいきとした)
例字
脚注
- ^ 季旭昇 (2014), 説文新証, 台北: 芸文印書館, p. 506, ISBN 978-957-520-168-5
- ^ 林志強等 (2017), 《文源》評注, 北京: 中国社会科学出版社, p. 316, ISBN 978-7-5203-0419-1
いきる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 16:06 UTC 版)
気分が高揚し、張りきっていたり格好をつけたりしている様子を、他人から見て揶揄したり茶化したりする言葉。
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いきる
出典:『Wiktionary』 (2021/07/30 08:07 UTC 版)
動詞1
活用
類義語
対義語
翻訳
語義1
- アイスランド語: lifa
- アフリカーンス語: leef
- アラビア語: يحيا
- アルバニア語: jetoj
- アルメニア語: ապրել
- イタリア語: vivere
- イド語: vivar
- インドネシア語: hidup
- 英語: live
- エストニア語: elama
- エスペラント: vivi
- オランダ語: leven
- カタルーニャ語: viure
- ガリシア語: vivir
- ギリシア語: ζω (zo), βιώνω (vióno)
- クロアチア語: živjeti
- シンハラ語: පවතිනවා
- スウェーデン語: leva
- スペイン語: vivir
- スロヴァキア語: žiť
- スロヴェニア語: živeti
- チェコ語: žít
- 朝鮮語: 살다
- デンマーク語: leve
- ドイツ語: leben
- トルコ語: yaşamak
- 西フリジア語: libje
- ネパール語: हुनु
- ノルウェー語: leve
- パピアメント語: biba
- ハンガリー語: él
- ヒンディー語: जीना
- フィンランド語: elää
- フェロー語: liva
- フランス語: vivre
- ブルトン語: beva
- ヘブライ語: חי
- ポーランド語: żyć
- ポルトガル語: viver
- ラテン語: vivere
- ラトヴィア語: dzīvot
- リトアニア語: gyventi
- ルーマニア語: trăi
- ロシア語: жить (žit’)
動詞2
いきる【意気る】
動詞3
いきる【熱る・慍る】
活
活 |
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