ウェード式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 09:09 UTC 版)
ウェード式(ウェードしき、Wade)は、中国語をラテン文字によって表記する方法の一つ。19世紀後半にイギリスの中国駐在公使を経てケンブリッジ大学教授となったトーマス・ウェードが使ったローマ字表記法で、その著書『語言自邇集』といった中国語教科書で用いられた。その後ハーバート・ジャイルズが『中英辞書』(1892年上海、1912年ロンドン)の発音表記に用いたことで広く普及した。このため「ウェード・ジャイルズ式 (Wade-Giles)」と称することもある。
- ^ 高田時雄「トマス・ウェイドと北京語の勝利」『西洋近代文明と中華世界――京都大学人文科学研究所70周年記念シンポジウム論集』2001年、4頁 。
- ^ ジャイルズの辞典には声母のない「o」と「ê」が別の項目として存在する
- ^ これはあくまで後世から見たウェード式の再解釈であり、ウェードやジャイルズ自身は「y」「w」をあくまで音節頭子音として扱っている(以下同様)。またジャイルズの辞典には「i」と「yi」は別の項目として出てくる。
- ^ ジャイルズの辞典では「chʻo」と「chʻuo」が別の項目として存在する
- ^ 中文譯音使用原則 (民國97年)
- ^ 例えば、Taipei Times (台北時報)
- 1 ウェード式とは
- 2 ウェード式の概要
- 3 ウェード式ローマ字の使用
ウェード式
- ウェード式のページへのリンク