ウェーバー【Carl Maria von Weber】
ウェーバー【Max Weber】
読み方:うぇーばー
[1864〜1920]ドイツの社会学者・経済史家。近代社会科学方法論の確立者であるとともに、宗教と社会との関係を論じた第一人者。特に著「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」は有名。思想家アルフレッド=ウェーバーはその弟。
ウェーバー【Weber】
読み方:うぇーばー
(Ernst Heinrich 〜)[1795〜1878]ドイツの生理・解剖学者。皮膚感覚などを研究し、ウェーバーの法則を発見。
(Wilhelm Eduard 〜)[1804〜1891]ドイツの物理学者。
の弟。ガウスと共同研究し、地磁気を計測。電磁気理論を開拓。
ウエーバー【waiver】
ウェーバー (Weber, Wilhelm Eduard)
ウェーバーという人は
ヴィルヘルム・エドゥアルト・
ウェーバー
ヴィッテンベルク大学神学教授の次男として、1804年にヴィッテンベルクに生まれる。 1822年からハレ大学でシュワイガーに師事し、音響学を専攻する。ウェーバーの博士論文や教師資格論文は音響に関するものだった。
1828年、ウェーバーはベルリンで開かれた学会で、フンボルトの紹介によりガウスと知己を得る。 ガウスの推薦により、1831年に彼はゲッチンゲン大学の物理学教授となり、ガウスと共同で地磁気や電磁気の単位系の研究を行う。
ウェーバーの主な経歴
1833年、電磁式電信機をガウスとともに発明する。 5本の電線と5つの磁針を用いた反射電流型電信機であり、地磁気観測所と研究所間の約83kmを実際に電信した。 これ以前の電信は使用する文字数と通信線の本数が同じだけ必要であり、実用的とは言えないものだった。 この発明を耳にしたクックはイギリスに戻り、ホイートストンとともに電信機を完成させる。
1846年、ガウスが磁気で行ったのと同様に、長さ、質量、時間の3項目を用いて静電単位を決定する。 1840年頃から力学的な単位は長さ[cm]、質量[g]、時間[sec]を用いるc.g.s.単位系が一般的となっていた。 言ってしまえばガウスの磁気単位もウェーバーの静電単位も当然の帰結ではある。
1851年、電流・電気抵抗の絶対測定を完成させる。 アンペールの法則を出発点として定めるもので、検流計を改良し、固定コイルの間に2本の可動コイルを配置してその振れ角から電流を絶対測定するダイナモメーター(電流力計)を製作する。 ダイナモメーターは交流の電流や電圧を測定することができた。これを最初に提案したのはキルヒホッフであるが、完成させたのがウェーバーであった。
1856年、静電単位と電磁単位の比が光の速度にほぼ等しいことをコールラウシュとともに実証する。 当時、光速はフーコーによってすでに測定されていたが、電磁波の存在はまだ知られていない。 当然その速度が光速に一致するということも知られていない。 ウェーバーとコールラウシュは同じ電気量の測定を静電的、電磁的に測定して両者を比較し、3.1×10^10[cm/sec]という値を得る。 発見当時はさほど注目されなかったが、後にマクスウェルの電磁気学理論の重要な伏線であることが明らかになった。
磁束の単位・ウェーバー
ウェーバー

ドイツの作曲家、ピアニスト、音楽著述家。巡業歌劇団の家に生まれ、ハイドン、モーツァルト、J.A.ヒラー、パイジェッロなどのジングシュピールに早くから親しんだ。父は、兄の娘コンスタンツェが嫁いでモーツァルトの縁戚となったことから、自分の息子の音楽教育にも熱心で、各地の有名音楽家に弟子入りさせた。13歳ですでにオペラを書いて上演されている。40歳で早世するまで、あらゆる方面に作品を残したが、とりわけドイツ語台本と神話的題材によるオペラをジャンルとして確立し、ヴァーグナーに大きな影響を与えた。
ヴェーバーは当代随一のピアノ奏者としても名高かった。身体は小柄だったが10度の和音をとらえる並外れて長い指を持ち、演奏技術においてはフンメル、モシェレス、ツェルニーらにも全くひけをとらなかったと言われる。
ウェーバー
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ウェーバー、ヴェーバー、ウェイバー
Weber
ドイツ語の姓。
人物
- コンスタンツェ・ウェーバー (1762–1842) - カール・マリア・フォン・ウェーバーの従姉でモーツァルトの妻。
- ベルンハルト・アンセルム・ヴェーバー (1764–1821) - ドイツの指揮者。
- カール・マリア・フォン・ウェーバー (1786–1826) - ドイツの作曲家。代表作『魔弾の射手』。
- エルンスト・ヴェーバー (1795–1878) - ドイツの生理学者。ヴィルヘルム・ヴェーバーの兄。ヴェーバー‐フェヒナーの法則を発見した。
- ヨハン・ヤーコプ・ヴェーバー (1803–1880) - ドイツの出版業者。
- ヴィルヘルム・ヴェーバー (1804–1891) - ドイツの物理学者。磁束密度の単位ウェーバに名を残す。
- エドゥアルト・ヴェーバー (1806–1871) - ドイツの生理学者。ヴィルヘルム・ヴェーバーの弟。
- ゲオルク・ヴェーバー (1808–1888年) - ドイツの歴史学者。
- アルブレヒト・ヴェーバー (1825–1901) - ドイツのインド学者。梵語学者。
- カール・イバノビッチ・ヴェーバー (1841–?) - ロシアの外交官。朝鮮や清などで活躍。
- ハインリヒ・マルティン・ヴェーバー (1842–1913) - ドイツの数学者。
- ハインリヒ・フリードリヒ・ヴェーバー (1843–1912) - ドイツ・スイスの物理学者。
- マックス・カール・ヴィルヘルム・ヴェーバー (1852–1937) - ドイツの動物学者。
- マックス・ヴェーバー (1864–1920) - ドイツの社会学者。理解社会学を提唱。
- アルフレート・ヴェーバー (1868–1958) - ドイツの社会学者・地理学者。マックス・ヴェーバーの弟。
- マリアーネ・ヴェーバー (1870–1954) - 婦人運動家。マックス・ヴェーバーの妻。
- エルンスト・ヴェーバー (教育学者) (1873–1948) - ドイツの教育学者。
- ルートヴィヒ・ヴェーバー(1899-1974)- ドイツの声楽家(バス)。
- ウィリー・ウェーバー (1942– ) - ドイツの代理人。ミハエル・シューマッハの元マネージャー。
- ブルース・ウェーバー (1946– ) - アメリカの写真家、映画監督。
- デイヴィッド・ウェーバー (1952– ) - アメリカの小説家、SF作家。
- シンシア・ウェーバー (?– ) - イギリスの政治学者。ランカスター大学国際関係論教授。
- レギーナ・ヴェーバー (1963–) - ドイツの新体操選手。
その他
- ウェーバ - 磁束の単位。ヴィルヘルム・ウェーバーに由来する。
- ウェーバー (企業) - イタリアのエンジン用キャブレターメーカー。現在はマニエッティ・マレリ社の一部門。
waiver
英語で権利放棄または義務免除の意味。
- ウェイバー方式 - ドラフト会議で、成績が下位のチームから指名権を得る制度[1]。
- ウェイバー公示 - プロスポーツの選手契約期間中にチームが支配権を放棄(waive)する選手を公表する手続き。
- ウェーバー条項 - GATT規約での自由化義務免除の規定。
- ウェーバー (NBA) - NBAにおける選手契約に含まれる、選手の位置付けの一つ。
脚注
- ^ 「観戦必携/すぐわかる スポーツ用語辞典」1998年1月20日発行、発行人・中山俊介、39頁。
関連項目
ウェーバー
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「ラグランジュポイント (ゲーム)」の記事における「ウェーバー」の解説
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