ガッサンディ

デジタル大辞泉

ガッサンディ【Pierre Gassendi】

読み方：がっさんでぃ

［1592〜1655］フランスの哲学者・科学者。アリストテレス・デカルトを批判し、エピクロスの原子論を復活させた。

世界宗教用語大事典

ガッサンディ 【Gassendi】

Pierre Gassendiフランスの神学者・自然学者。シラノ-ド-ベルジュラックの師。神学博士でディーニュの教会の司祭長。パリで科学者と交際、失意のガリレイを手紙で慰めた。アリストテレスを批判し、エピクロスなどの快楽主義とキリスト教神学とを調和させようと努力した。（一五九一～一六五五）

電気史偉人典

ガッサンディ (Gassendi, Pierre)

ガッサンディという人は

ピエール・ガッサンディ

フランス　1596～1650

真空実在論を復活させた

ガッサンディの主な経歴

カトリックの教理の中に「神は真空を恐れる」「自然は真空を嫌う」というものがあった。 教会の権威が強いなかで、1624年、ガッサンディは真空の実在を主張した。

この真空実在論の歴史は古く紀元前から存在する。 すなわち、「あらゆる物質は原子からなり、原子以外には真空しかない」といったもので、 物質は原子からなるというあたりが神を否定すると捉えられたらしい。 ガッサンディの後は1630年、ガリレイによって「自然が真空を恐れるのには限界がある」とされ、 1643年、トリチェリによって「自然は真空を恐れてはいない」とされていく。 教会が絶大な権威を誇っていた当時、科学者達はまさに身を削っていたといえる。

外国人名読み方字典

ガッサンディ

名前 Gassendi

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ピエール・ガッサンディ

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ピエール・ガッサンディ（Pierre Gassendi、1592年1月22日－1655年10月24日）はフランスの物理学者・数学者・哲学者。