モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 | Sonate für Klavier Nr.1 C-Dur K.279 K6.189d | 作曲年: 1775年 出版年: 1799年 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel |
作品解説
最初期の散逸した作品を除けば、これがモーツァルトのピアノ・ソナタ第一作。1775年初頭、ミュンヘンにおいて、第一番から第六番までが連作された。この6曲はデュルニッツ男爵の注文によって作られた。
調性はハ長調。なお、6つのソナタのうち第四番までは、それぞれ前曲の5度下の調性(下属調)が採用される。すなわち、第二番はヘ長調、第三番は変ロ長調、第四番は変ホ長調。いっぽう、第五番は第一番ハ長調の5度上の調(属調)で、第六番は更にその5度上のニ長調である。
3楽章すべてがソナタ形式。アルペジオや16分音符の装飾的なパッセージ、あるいは装飾音が、バロック期のチェンバロ音楽を想起させる一方、強弱の交代やスタッカートとレガートの対比が見られる。これらの特徴から、ピアノでの演奏を想定していたことがうかがえる。
ステンハンマル:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ステンハンマル:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 | Piano Sonata No.1 in C major |
ウェーバー:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ウェーバー:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 | Sonate für Klavier Nr. 1 Op.24 | 作曲年: 1812年 出版年: 1812年 初版出版地/出版社: Schlesinger |
ブラームス:ピアノソナタ 第1番 ハ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ブラームス:ピアノソナタ 第1番 ハ長調 | Sonate für Klavier Nr.1 C-Dur Op.1 | 作曲年: 1852-1853年 出版年: 1853年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro | 10分00秒 | No Image |
2 | 第2楽章 Mov.2 Andante (nach einem altdeutschen Minneliede) | 5分30秒 | No Image |
3 | 第3楽章 Mov.3 Scherzo: Allegro molto e con fuoco | 6分00秒 | No Image |
4 | 第4楽章 Mov.4 Finale: Allegro con fuoco | 7分30秒 | No Image |
作品解説
この曲の手書きのスコアには、「ソナタ第4番」という書き込みがあり、ブラームスの最初のソナタではない。出版の都合がおもな原因で、作品1となったが、実際は、作品3やソナタや作品4のスケルツォよりあとに作曲されたものである。
第1、2楽章は1852年4月に、3、4楽章は1853年春にそれぞれハンブルクで作曲された。
このソナタは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「ヴァルトシュタイン」と「ハンマークラヴィーア」からの影響が顕著にあらわれている。しかしその一方で、当時流行の表題的な傾向とも無縁ではない。のちのブラームスのピアノ音楽の特徴となる、ダイナミックな動きや広い音域の活用なども認められる。若きブラームスのあふれんばかりの情熱が注ぎ込まれた大作であり、ブラームス自身もこのソナタに自信をもっていたようである。
全曲は第1楽章の第1主題の進行形で統一されている。
第1楽章:アレグロ、ハ長調、四分の四拍子。ソナタ形式。はじめの第一主題は、ベート
ーヴェンの「ハンマークラヴィーア」の冒頭主題と酷似していることが話題になった。
第2楽章:アンダンテ、ハ短調、四分の二拍子。自由な変奏曲の形をとる。「古いドイツのミンネリートによる」と記されていて、楽譜では、主題12小節の旋律にその歌詞がつけられている。ブラームスがのちに編曲した49曲からなる「ドイツ民謡集」の第49曲も、この歌詞をもっている。その歌詞の大意は次の通りである。
独唱:ひそやかに月はのぼる
合唱:青い青い小さな花(月のことをさす)
独唱:しろがねの小雲をぬいつつ天ののぼる
合唱:青い青い小さな花
ばらは谷間に、乙女は広間に
おお世に美しきばらよ
この詩は楽章全体の性格や、音楽の表情を示している。
主題に三つの変奏が続く楽章で、切れ目なく、次の楽章につづく。
第3楽章:アレグロ・モルト・エ・コン・フォーコ、ホ短調、八分の六拍子。スケルツォ、三部形式。この楽章も、次の楽章に切れ目なくつづく。
第4楽章:アレグロ・コン・フォーコ、ハ長調、八分の九拍子。ロンド形式で、A-B-A-C-A-コーダの形をとっている。スコットランドの民謡的な詩人の詩「わが心はハイランド」のドイツ語訳から霊感を受けてこの楽章を書いたといわれている。
諸井 三郎:ピアノ・ソナタ 第1番〔ハ長調〕
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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諸井 三郎:ピアノ・ソナタ 第1番〔ハ長調〕 | 作曲年: 1933年 |
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