ブルース・ウェーバーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 製作者 > 映画製作者 > アメリカ合衆国の映画監督 > ブルース・ウェーバーの意味・解説 

ブルース・ウェーバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 23:13 UTC 版)

ミラノにて (2011年)

ブルース・ウェーバー(Bruce Weber, 1946年3月29日 - )は、アメリカ合衆国写真家映画監督

来歴

ペンシルベニア州グリーンバーグ生まれ。オハイオ州グランビルのデニソン大学演劇と芸術を専攻していたが、ニューヨーク大学に移り映画制作を学ぶ。

1973年、業界誌 『Men's Wear』 で写真家としてデビュー。1982年カルバン・クラインの下着ラインの広告写真に、当時はまだは一般的ではなかった男性のヌードを使用。この成功によりウェーバーは一躍'80年代を代表する商業写真家となる。

カルバン・クラインの他にはラルフ・ローレンアバクロンビー&フィッチの広告写真などが有名。

また1987年には、元全米ライト級ボクシング・チャンピオンのアンディー・ミンスカーを追ったドキュメンタリー映画 『Broken Noses』 で監督デビューし、続く1988年には、ジャズトランペット奏者チェット・ベイカーを描いたドキュメンタリー『レッツ・ゲット・ロスト』でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。2000年にはレスラーのピーター・ジョンソンをモデルにした 『Chop Suey』、2004年には自身の愛犬らをモデルにした 『トゥルーへの手紙』 が公開された。

訴訟

2017年、モデルのジェイソン・ボイスがブルースに痴漢され、同意なしにキスされたと訴訟を起こした[1]

その後、2018年には不要であるにもかかわらずヌードの撮影をおこなったり、性的な言動をとられたとして15人の男性モデルから訴訟を起こされた[2]

2019年にはジェイソン・ボイスによる2度目の訴訟がおこなわれ、新たに5人のモデルらが原告に立った。2021年に和解[1]

私生活

女性モデルのナンと結婚して50年以上経っているが、同時に結婚生活を通して数々の男性とも関係を持っている[3]

主な作品

写真集

  • 『All American』シリーズ (2001年-)
    • 毎年出版されており、2023年現在は23作目が出版。
  • 『The Andy Book』(1987年、童映社)

映画

  • 『Broken Noses』 1987年
  • 『レッツ・ゲット・ロスト』 1988年
  • 『Chop Suey』 2000年
  • トゥルーへの手紙』 2004年

ミュージックビデオ 

出典

  1. ^ a b Feitelberg, Rosemary (2021年9月1日). “Fashion Photographer Bruce Weber and Male Models End Legal Battles”. Women's Wear Daily. 2024年12月16日閲覧。
  2. ^ Mario Testino and Bruce Weber 'sexually exploited models'”. The Guardian (2018年1月14日). 2024年12月16日閲覧。
  3. ^ Sagoskin, Julie. “Bruce Weber: Acclaimed Photographer and Filmmaker Has Weaved a Web of Hollywood Relationships, Academy Award Nominations and A New Sexual Aesthetic”. Park Magazine NY. 2024年12月16日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブルース・ウェーバー」の関連用語

ブルース・ウェーバーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブルース・ウェーバーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブルース・ウェーバー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS